小沢一郎代表の辞任を受けて行われる民主党の代表選は、鳩山由紀夫幹事長と岡田克也副代表による「一騎打ち」が確実な情勢だ。世論調査やネットのアンケートなどを見ると、圧倒的に「岡田氏優勢」なのだが、実際のところはというと、小沢氏に近い鳩山氏の優勢が伝えられている。タイトな選挙日程を、執行部が半ば「ごり押し」して決めたという経緯があるだけに、識者からは「新代表は、外からの意見を聞く機会がないまま、代表としての意見を言わざるを得なくなる。上から下の一方通行になる恐れがある」との指摘も出ている。 ■産経新聞も「鳩山氏が有利な情勢」 岡田氏は2009年5月13日、国会内で記者団に対して 「やはりここはきちんとした選挙をやった方がいいと判断いたしましたので、この代表選に出るという意を強くしているところ。ここで民主党のリーダーになり、日本のリーダーになる。そういう思いを新たにして、決意をしたところです