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2018年9月5日のブックマーク (2件)

  • 芥川龍之介 本所両国

    僕は所界隈(ほんじよかいわい)のことをスケツチしろといふ社命を受け、同じ社のO君と一しよに久振(ひさしぶ)りに所へ出かけて行つた。今その印象記を書くのに当り、所両国(ほんじよりやうごく)と題したのは或は意味を成してゐないかも知れない。しかしなぜか両国は所区のうちにあるものの、所以外の土地の空気も漂(ただよ)つてゐることは確かである。そこでO君とも相談の上、ちよつと電車の方向板(はうかうばん)じみた所両国といふ題を用ひることにした。―― 僕は生れてから二十歳頃までずつと所(ほんじよ)に住んでゐた者である。明治二三十年代の所は今日(こんにち)のやうな工業地ではない。江戸二百年の文明に疲れた生活上の落伍者(らくごしや)が比較的大勢(おほぜい)住んでゐた町である。従つて何処(どこ)を歩いてみても、日橋(にほんばし)や京橋(きやうばし)のやうに大商店の並んだ往来(わうらい)などはな

    ashigaru
    ashigaru 2018/09/05
    “僕は高い褐色の本所会館を眺めながら、こんなことをO君と話し合つたりした。 「しかし両国橋を渡つた人は大抵助かつてゐたのでせう?」 「両国橋を渡つた人はね。
  • のんちゃんのり弁 - Wikipedia

    『のんちゃんのり弁』(のんちゃんのりべん)は、入江喜和による日漫画。 講談社『モーニング』にて1995年から1998年にかけて連載されたが、ストーリーは未完で終わった。単行は全4巻で、2009年9月4日に新装版(上・下巻)が発売された。 作を原作に、テレビドラマ・映画として映像化されている。 あらすじ[編集] 生活力がなくいいかげんな夫と離婚した小巻は、保育園の娘・乃里子(のんちゃん)を連れ、墨田区京島の実家に出戻る。職を探すが見つからず、得意料理の「のり弁」を娘や周囲の人達にふるまう日々を送るが、のり弁が好評を得たことから弁当屋を開業することになる。 小巻は小料理屋で働きながら開業に向かって持ち前のバイタリティで明るく生きる。 登場人物[編集] 原小巻(永井小巻) 範朋のルーズさに嫌気がさし、娘を連れて実家に戻る。料理が得意。 乃里子(のんちゃん) 小巻と範朋の娘。小巻の作った「

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    ashigaru 2018/09/05