Published 2020/06/22 11:23 (JST) Updated 2020/06/22 12:49 (JST) カトリック教会の聖職者による性被害を訴える国内の信徒らが21日、長崎市内で集会を開き、被害者の会の設立を宣言した。今後、被害者の自助グループとしての役割を担い、教会側に対策を求めていく見通し。 会の仮称は「カトリック神父による性虐待を許さない会」。幼少期、児童養護施設で神父から性的虐待を受けた東京都の竹中勝美さん(63)ら4人が発起人となった。 約35人が出席した集会で竹中さんは「私たちの沈黙は、性虐待を受ける子どもを増やし続けることにつながる」「人知れず苦しんでいる多くの兄弟・姉妹に、一緒に歩んでほしい」などとする宣言文を読み上げ、賛同を呼び掛けた。