米軍大型ヘリ部品認める=飛行中落下は否定的-海兵隊 沖縄県宜野湾市の保育園で米軍ヘリコプターの落下物とみられるものが見つかった問題で、沖縄県の富川盛武副知事は8日午後、米軍キャンプ瑞慶覧(北中城村など)で米海兵隊太平洋基地司令官のポール・ロック准将と面会した。ロック氏は、海兵隊のCH53大型輸送ヘリの部品であることを認めたが、飛行中に落下した可能性は低いとの見解を示した。 部品落下、園庭に遊ぶ子ども=「ドン」と衝撃-不安高まる保育園・沖縄 富川氏によると、ロック氏は「飛んでいるCH53から落ちたかは疑わしい。別の要因も考えられる」との趣旨の説明をした。「落下の可能性は低い」とも述べたという。富川氏は「県民が非常に不安に思っている」として、原因の早期究明を求めた。 政府関係者によると、海兵隊側は現場付近を飛行していたCH53大型ヘリについて、「飛び立つ前に間違いなく部品は外した。基地に帰って
9条改憲、自民をけん制=「安保法の違憲認定が前提」-枝野立憲代表 立憲民主党の枝野幸男代表は21日、日本記者クラブで会見し、自民党が憲法9条を含め改正に向けた党内論議を中間総括した「論点取りまとめ」を了承したことについて「9条で何か提案があるなら、安全保障関連法の違憲性をはっきりさせるべきだ。それがなければ進みようがない」と述べ、自民党をけん制した。 枝野氏は今後の党内議論について「一番やらないといけないことは国民投票制度の欠陥を直すことだ。実際に制度が使われる可能性が高くなっている」と指摘した。投票率が一定の水準に達しなければ投票結果が無効となる「最低投票率」の導入などが念頭にあるとみられる。首相による衆院解散権の制約も検討課題に挙げた。(2017/12/21-18:14) 【政治記事一覧へ】 【アクセスランキング】
ポーランド制裁、手続き開始=議決権停止も視野-EU 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は20日、ポーランドが進める司法制度改革がEUの理念である「法の支配」の原則に違反する疑いが強いとして、議決権停止を視野に入れた制裁措置の手続きを開始したと発表した。EUが加盟国に対して、こうした措置に着手するのは初めて。 欧州委の手続きを受け、今後EU加盟国が違反があったかどうかを判断。最終的に議決権を停止すべきかどうかを投票で決定する。ただハンガリーがポーランドを擁護するなど加盟国内には慎重意見があり、現時点では議決権停止に至る可能性は低いとみられている。(2017/12/20-23:30) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
米韓は軍事演習中止を=中ロ首脳、北朝鮮問題で一致 4日、モスクワでの会談の際に握手するプーチン・ロシア大統領(左)と中国の習近平国家主席(EPA=時事) 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席は4日、モスクワで会談した。両首脳は北朝鮮に核・ミサイル開発の停止を求めると同時に米韓が軍事演習を中止する必要があるとの認識で一致した。 米韓がミサイル発射訓練=「北朝鮮指導部を攻撃可能」 ドイツでの20カ国・地域(G20)首脳会議を前に北朝鮮への圧力を強める日米韓をけん制したものとみられる。 プーチン氏は共同記者会見で「北朝鮮の核・ミサイル開発と米韓の大規模軍事演習を同時に凍結するとの中国の考えに基づき、共同戦略を進めることで合意した」と強調。両国外務省も共同声明を出し、4日の北朝鮮の弾道ミサイル発射に「深刻な懸念」を表明しつつ、米国などを念頭に、圧力をかけることなく対話に
アルジャジーラ閉鎖など要求=断交カタールに13条件-アラブ諸国 【カイロ時事】サウジアラビアを中心とするアラブ諸国が「テロ支援」を理由にカタールと断交した問題で、サウジやエジプトなど4カ国はカタールに対し、同国が出資する衛星テレビ局アルジャジーラの閉鎖を含む13項目を関係修復の条件として提示した。ロイター通信などが23日報じた。 サウジ側はアルジャジーラが「テロ集団の企てを宣伝している」と批判していた。他の条件には、サウジと対立するイランとの関係縮小、カタール国内のトルコ軍基地閉鎖、サウジなどが指定する「テロ組織」との関係断絶も盛り込まれた。 一方、アルジャジーラは13条件について「主権を侵すむちゃな要求で、カタール政府は拒否する」との見方を報じている。アラブ諸国は、10日以内に応じなければ「要求は無効になる」とけん制した。(2017/06/23-19:51) 関連ニュース 【国際記
税関手続き簡素化、協定発効=貿易コスト15%減-WTO 【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)に加盟する国・地域で税関手続きを簡素化する「貿易円滑化協定」が22日、発効した。この協定によりモノの輸出入がスムーズになり、世界の貿易コストは約15%減る見込み。欧米を中心に保護主義台頭の懸念が広がる中、世界で輸出入の事務に関わる障壁を引き下げて、貿易の活性化を目指す。 WTOの全加盟国が参加して合意した協定の発効は1995年の発足以来初めて。難航する新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)で初の成果となる。 同協定は2014年11月にWTO一般理事会で採択。22日にオマーン、ヨルダンなどの4カ国が受諾を通知し、110カ国・地域以上の受諾という発効要件が満たされた。 具体的には、途上国も含めた全ての参加国が輸出入申請の電子化や窓口の一本化を実施。通関の時間や手間、コストが抑えられるほか、税関職員
米軍、続々ポーランド入り 【オルシナ(ポーランド)AFP=時事】エイブラムス戦車87両、兵員輸送装甲車約500台-。冷戦終結後最大規模と言われる米軍部隊が12日、ドイツから国境を越え、ポーランド西部オルシナに到着し始めた。ウクライナ危機を受け、オバマ政権が2014年に発動した東欧防衛強化策の一環で、最終的に3000人を超える兵力がポーランドに展開する。 ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、これを受け「ロシアの国益と安全保障を脅かす軍事活動だ。ロシアの欧州の玄関口で第三国(米国)が軍備を強化している」と強く反発した。(2017/01/13-00:49) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】
武器禁輸に反対か棄権へ=対南スーダン、米提案に乗らず-日本 政府は21日、米国が国連安全保障理事会に提案した南スーダンに対する武器輸出禁止決議案について、反対か棄権の方向で調整に入った。米国が南スーダン政府軍と反政府勢力の衝突激化を懸念しているのに対し、日本は武器禁輸がかえって混乱を招き、国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊部隊のリスクが高まりかねないと判断しているためだ。日米の賛否が分かれれば、今後の両国の協力関係にも影響が出そうだ。 菅義偉 官房長官は21日の記者会見で、「平和と安定のために何が必要かという観点から検討すべきだ。南スーダン政府の国民対話などの取り組みを後押しすることが重要だ」と述べ、武器禁輸に慎重な姿勢を示した。 南スーダンでは、7月に政府軍と反政府勢力の戦闘が激化。民族間の対立も加わり政府軍が市民を襲う事件も発生した。国連は「全面的な内戦に陥る危機に直
治安部隊が性的暴行か=ロヒンギャ数十人被害情報-ミャンマー ミャンマーの宗教対立問題特別諮問委員会を率いるアナン前国連事務総長の到着を待つロヒンギャの人々=9月7日、西部ラカイン州シットウェの避難民キャンプ(AFP=時事) 【バンコク時事】ミャンマーの治安部隊が西部ラカイン州で、イスラム系少数民族ロヒンギャの女性数十人に対し、レイプなど性的暴行を加えた疑惑が浮上している。ラカイン州では、武装集団が9日、警察施設を襲撃する事件が発生して以来、治安部隊が掃討作戦を展開中。 人権団体「アラカン・プロジェクト」のクリス・レワ氏によると、19日にラカイン州の村で約30人の女性がレイプされたほか、別の村でも複数の女性が被害に遭ったとの情報がある。ロイター通信も28日、兵士からレイプされたと訴えるロヒンギャ女性8人の証言を伝えた。 これに対し、大統領府高官は取材に「情報源が信頼できない」と反論。高官
PKO対応怠り、民間人多数犠牲=略奪、レイプでも出動せず-南スーダン 略奪された南スーダンの世界食糧計画(WFP)の食料品貯蔵施設=8月18日、ジュバ(AFP=時事) 【ニューヨーク時事】国連は1日、南スーダンの首都ジュバで7月、政府軍とマシャール前副大統領派が衝突した際、国連平和維持活動(PKO)の国連南スーダン派遣団(UNMISS)が「指導力の欠如」などを背景に適切な対応を怠り、多数の民間人の死や性的暴力の発生につながったと反省する調査報告書を公表した。UNMISSに対しては、住民から「何もせず傍観しているだけ」と激しい批判が起きており、国連は対応を迫られていた。 ジュバでは日本の陸上自衛隊もPKOに従事している。報告書抜粋によると、政府軍、マシャール派の双方は7月8~11日、ジュバのPKO本部や、隣接する避難民の保護収容施設に無差別に銃砲撃を加えた。 政府軍兵士は本部近くの国連文
「小池氏当選は誇り」=カイロ大関係者が祝福-留学先エジプト【都知事選】 【カイロ時事】31日投開票の東京都知事選で小池百合子元防衛相が初当選したことを受け、小池氏が卒業したカイロ大学の関係者からは「当選は大学の誇りだ」と祝福、歓迎の声が上がった。 エジプトの日本研究者で、現在はカタールで教壇に立つカイロ大のイサム・ハムザ教授は、親交のある小池氏について「国際性豊かで、視野が広い」と評価。カイロ大の卒業生が都知事になることで、今後の小池氏の動向にエジプトで注目が集まる可能性があると指摘している。 小池氏がカイロ大文学部に在籍していた際に面識があったアフメド・ザイド元同大文学部長は、学生時代の小池氏について「勉学に真剣に取り組んでいた」と振り返る。「知事になることで、日本とエジプトの関係強化につながる」と期待は大きい。「ぜひ知事として、改めてカイロに来てほしい」と呼び掛けた。 小池氏はこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く