タグ

ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (6)

  • 缶コーヒーは虚しい - 関内関外日記

    コーヒーは虚しい。そう思う。「厳選した豆を使用!」、だろうが、「画期的な新製法!」だろうが、ドンキかなんかで安売りしている豆を買ってきて、自分で挽いて飲んだほうが確実にうまい。 むろん、人間いつだってコーヒー豆をガリガリやって、フィルタ用意して、熱湯をチビチビかけることなんてできない。おれだって、寒い道を歩いているときなんかの、自販機で買った缶コーヒーの温かみを知らないわけじゃあない。 それでも、だ。それでも、缶コーヒーは虚しいように思えてならない。缶コーヒーというか、新しい缶コーヒーが作られるその無駄ともいえる進歩らしきものが、だ。うまくいえないが、おそらくはおれなどよりきちんと勉強して、しかも理系で、ちゃんと就職した人たちが、しっかりした給与体系のもと、頑張って缶コーヒーの改良に情熱を傾けているということが虚しいのだ。 これからおれが言うことはつまらん。つまらんし、そんな世の中もつま

    缶コーヒーは虚しい - 関内関外日記
    ashigaru
    ashigaru 2016/11/23
  • この世の中の愚かな乗り物〜宮崎駿『泥まみれの虎』を読む〜 - 関内関外日記

    泥まみれの虎―宮崎駿の妄想ノート 作者: 宮崎駿出版社/メーカー: 大日絵画発売日: 2002/07/15メディア: 大型購入: 9人 クリック: 104回この商品を含むブログ (41件) を見る いつだったか女と一緒に靖国神社の遊就館に行ったことがあった。いろいろの展示の中で、女が人間機雷「伏龍」の潜水服を見て涙を浮かべていた。若い息子もいて、いろいろな思いが去来したのだろう。「なんでこんなばかばかしいものを気で……」とつぶやいた。おれもそう思った。そう思う一方で、「なんでこんなにばかばかしく、おかしいんだ」と思った。おれの「おかしい」には「狂ってる」という意味と、「可笑しい」という意味が不思議と重なり合っていた。ひどくブラックなユーモア、シニカルな狂気。愚かさを賢さで論詰するのもいいだろう。馬鹿を理性で説き伏せるのもいいだろう。悪心を善心で折伏するのもいいだろう。だが、そんなもの

    この世の中の愚かな乗り物〜宮崎駿『泥まみれの虎』を読む〜 - 関内関外日記
    ashigaru
    ashigaru 2015/01/25
  • あまりにも優雅なレジ打ちの女 - 関内関外日記

    おれはときどき、あまりにも優雅なレジ打ちの女のことを思い出す。 スーパーのレジ、店員の反応は早ければ早いほどいい。かといって、こちらが急かされるような気になるのは、あまりいいものではない。猛烈に働くダンプカー、ショベルカー、そんなものを思わせるレジ打ちに合わせると、こちらも思わず小銭を数えるのを諦め、財布を重くしてしまう。店員にそんなことをいちいち気にする余裕はない。そんな時間帯があって、そんな時間帯はとくに。 ただ、何年か前に、あまりにも優雅なレジ打ちの女に出会ったことがある。いつものスーパー、見慣れぬ店員。見た目はふつう。ただし、腕の動きが、手先、指先の動きがあまりにも優雅で美しかった。無駄というものはいっさいないのに、まったく美しかった。バーコードの読み取りから、受け皿から金を取り、お釣りを返すそのすべての所作に見とれてしまうほどだった。世の中にはこんな優雅な動きができる人間がいるの

    あまりにも優雅なレジ打ちの女 - 関内関外日記
    ashigaru
    ashigaru 2013/08/08
  • 東アジア反日武装戦線“狼”とわたくし - 関内関外日記

    ■父方の祖母の姉の夫が三菱重工爆破事件の直接の被害者の一人である。ビルに入ろうとしたところで爆発、頭部に大ダメージを追う。このとき、ビルまで送り届けてきたお付きの運転手が機転を利かせ、すぐさま車に運ぶと、警察病院に直行したという。早急な手術で一命を取り留めたものの、術後しばらく自分の住所についてかつての場所しか言えず、しばらくの間家族は連絡を取れず、爆発事件で行方不明ということでたいそう心配したそうである。ちなみに、父方の祖母の姉の夫の人は山五十六の血統的な甥にあたり、官僚として田中角栄に引き立てられてなんとか省のなんとか次官まで出世したあと、三菱重工に天下りしていたそうである。だからお付きの運転手などに送迎されていた次第である。なお、これも一種の家族内神話のようなものであって、何割増なのかは知らない(角栄と出身地的には平仄が合うがね)。 今回のダイヤモンド作戦は、三菱をボスとする日帝の

    東アジア反日武装戦線“狼”とわたくし - 関内関外日記
    ashigaru
    ashigaru 2012/06/23
  • 日本人はアホなのか?―かなまら祭り2012― - 関内関外日記

    今朝、アパートのドアを開けましたら、ホームセンターで投げ売りされていたのを買って、勝手に植えておいたクロッカスが花開いていました。春は芽吹く季節なのです。そうして私は、川崎のwikipedia:金山神社 (川崎市)で行われるかなまら祭りに出向くことにしたのでした。 しかし、私にはどこか信じられない気持ちがあったのでした。なるほど、インターネットで今年は4/1に行われることが書いてあるのを読みましたし、さらには土曜日にJ-WAVEのおしゃれな女性DJがなぜか「男性のシンボルを……」と(なぜ私がこの話題を語らなければいけないのかしら)という思いをにじませながら語っているのを聞きました。行われる場所も、日時もわかっている。それでも、でかいチンコが街を練り歩くなんてことがあるのでしょうか? 私はホームを改装している山手駅から京浜東北線の上り電車に乗りました。横浜駅の北口から連絡口を通って京浜急行に

    日本人はアホなのか?―かなまら祭り2012― - 関内関外日記
    ashigaru
    ashigaru 2012/04/03
  • だから、もっと人殺しの顔をしろ - 関内関外日記

    このエントリーのイメージテーマソング 『マリリン・モンロー・ノー・リターン』野坂昭如 啓蒙の話ではありません 町内会長の男性(62)は「説明もないまま突然ケアホームを隣に建てられると、土地を買った若い住民の人生が台無しになる。彼らを守るため、どうしても阻止する」と主張する。 http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20101208/news20101208221.html これは人権意識の低さ、無知、因襲、啓蒙の不十分さの話ではないと思います。 これは今まさに起きはじめ、あらわになりつつある話、これからの話ではないでしょうか。 自殺の国に生きる若い君たちへ - 関内関外日記 もう、気づいたでしょうか。君らが放り込まれたこの状況というのは、沈みかけた船で救命艇を奪い合う、まさにそんなときなのです。あるいは、大飢饉におそわれたり、遭難したりして、料が底をつき

    だから、もっと人殺しの顔をしろ - 関内関外日記
  • 1