3月8日はサバの日。その日に向けて、「世界ではサバをどうやって食べてるの?」と知人に尋ねられ、そういえばどうなんだろうと思って調べてみました。サバは傷みが早いこともあって、私が台所探検で訪れるような地域ではなかなか出会わないんです。 日本では塩焼きにすることの多いサバですが、調べてみると世界には、その特性とおいしさを活かした本当に多様な楽しみ方がありました。 そもそもサバって?① スズキ目サバ科、主にサバ属の魚の総称。サバ科の仲間には、サワラ・カツオ・マグロなどがいるので、これらの魚の親戚とも言える。 ② 英語ではMackerel(マカレル)。 ③ 鮮度が落ちるのが早いので、食用として流通させるには保存がとても重要。缶詰加工の技術や冷蔵インフラが普及する19世紀以前は、塩蔵や燻製にしていた。イギリスでは生で食べていたためしょっちゅう腐っていたらしく、フランスでは大量の塩で塩漬けにすることで