少し前の話題で恐縮だが、フジテレビの4月クールのドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』の最終回(第9話)が2時間スペシャルで放映され、視聴率6.8%で幕を閉じた。最終回が2時間だったのは、評判がよかったから――ということではなく、単に次の週からロシア・ワールドカップが始まるからである。つまり、終盤の2話を1話にまとめた形だ。 ちなみに、全話通した平均視聴率は6.2%。これは最近のフジの木曜劇場――通称“木10”枠としては、ごくごく平均的な数値。高くも低くもない。実質全10話というのも平常運転。低視聴率で打ち切られたワケでも、評判がよくて最終回を延長したワケでもない。数字上は極めて平凡なドラマだった。 TLは“モンクリロス”の声一色に ――こう書くと、『モンテ・クリスト伯』は、最近のフジのパッとしない一連のドラマの1つと思われるかもしれない。いやいや、そうじゃないのだ。特筆すべきはSN
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