横田滋さんの棺には、めぐみさんのこの写真が掲載された新聞紙面が納められた=昭和51年10月、拉致される前の最後の家族旅行となった新潟・佐渡島で撮影 東京・永田町の議員会館で9日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父で5日に亡くなった拉致被害者家族会初代代表の横田滋さんの妻・早紀江さん(84)、双子の息子、拓也さん(51)と哲也さん(51)が行った記者会見の主な質疑応答は次の通り。 ◇ --早紀江さんに。滋さんと一緒に40年以上戦ってきたが、最期にかけた言葉は 早紀江さん まだ耳は聞こえていたので、お父さん、今までは大丈夫だと言い続けてきたが、天国に行けるんだからね、と言いました。懐かしい方がみんな待っててくれるんだよ、気持ちよく眠ってください、私が行くときは待っててね、と言ったら、すっと涙を流したようで。すっと眠るように。 哲也さん 最後の瞬間、その後に右目の内