大麻類似成分を含むグミを食べた人の健康被害が相次ぎ確認されたのを受け、厚生労働省は22日、グミ販売店にあった製品から検出された合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を医薬品医療機器法に基づき指定薬物とした。12月2日から規制対象になり所持や使用、流通が禁止される。 大麻由来や大麻類似の成分を含む食品は「エディブル」と呼ばれ、クッキーやチョコレート、グミなど、子供から大人までなじみのある形で販売されている。捜査関係者は「普段見慣れたものだけに、口にする抵抗感が低く、危険性が認識されにくい」と注意を呼びかけている。 「報道されて以降、爆発的に売れました」。20日夜、搬送者が相次いだグミを販売していた大阪市の店舗を訪れた客は、指定薬物に追加されたHHCH入りのグミについて、店員からこう説明されたという。 グミはもともと愛好家の間でも人気商品で、マンゴー味やコーラ味、ピーチ味の3種類