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ブックマーク / book.asahi.com (20)

  • 「疲労とはなにか」書評 体内の痕跡から正体あぶり出す|好書好日

    疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた (ブルーバックス) 著者:近藤 一博 出版社:講談社 ジャンル:新書・選書・ブックレット 「疲労とはなにか」 [著]近藤一博 疲れたー。お疲れ様! よくある職場の一コマ。日人にとってはかくも身近な疲労であるが、欧米では疲れるまで働けば効率が落ちるが故、自己管理ができていない人間と思われるという。さてさて。 疲れてもなお働くことを美徳とするのも、疲れる前に休んでいるから疲れはないとするのも、どうも腑(ふ)に落ちない。もしかするとそれは、自分の体内で起きている疲労のメカニズムを理解できていないからなのかもしれない。 “疲労”が人類を生き延びさせるために必要な機能であるならば、体の中で疲労に相当する反応が起きたとき、それを何らかの方法で脳に伝えることで、休むタイミングを教えてくれているのであろう。 しかし、疲労の感覚は、実際の疲労を反映していないこ

    「疲労とはなにか」書評 体内の痕跡から正体あぶり出す|好書好日
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    atashi9 2024/02/19
  • ブレイディみかこさん、初小説「両手にトカレフ」インタビュー 「見えない存在」にされた子どもたちに光を|好書好日

    ブレイディみかこさん ブレイディみかこ(ぶれいでぃ・みかこ)ライター、作家、保育士 1965年生まれ。96年から英国ブライトン在住。2017年、『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞を受賞。19年、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で、毎日出版文化賞特別賞などを受賞。ほか、金子文子も登場する『女たちのテロル』など著書多数。 「『ぼくイエ』って、ウソだよね」 ――これまでノンフィクションを書いてきたブレイディさんが、今回小説にチャレンジしたのはなぜですか。 きっかけは、息子の一言でした。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、息子の通う英国の元底辺中学校の話なんですが、当の息子が読んだら、「これは幸せな少年の話だよね」と言われてしまって……。あれは、荒れた学校と言われた中学がクラブ活動でダンスや音楽や演劇を思いきりさせたら子ど

    ブレイディみかこさん、初小説「両手にトカレフ」インタビュー 「見えない存在」にされた子どもたちに光を|好書好日
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    atashi9 2023/10/31
  • 「スヌーピーがいたアメリカ」書評 黒人・女性解放 多様な議論招く|好書好日

    スヌーピーがいたアメリカ 『ピーナッツ』で読みとく現代史 著者:今井亮一 出版社:慶應義塾大学出版会 ジャンル:マンガ評論・読み物 「スヌーピーがいたアメリカ」 [著]ブレイク・スコット・ボール スヌーピーやチャーリー・ブラウンは有名でも、彼らの登場する漫画『ピーナッツ』や作者のチャールズ・シュルツは、意外に深く研究されていない。しかし、1950年から半世紀にわたり新聞連載されたこの漫画には、冷戦期アメリカの中流社会を考えるヒントが詰まっている。書はその意義をわかりやすく説いた秀逸な著作である。 大人の出てこない『ピーナッツ』は非政治的な漫画に思える。しかし、シュルツは実際には「さまざまな考えを持つ人々が集まって議論できる場所を設けた」。彼は大衆文化で黒人が排除されていた60年代に、黒人の少年フランクリンをビーチに登場させ、第2波フェミニズムの拡大した70年代に、強気なルーシーを女性解放

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    atashi9 2023/09/07
  • 小津安二郎、生誕120年・没後60年 映画に浮かぶ戦争の影・白樺派…評伝で新たな光|好書好日

    映画「宗方姉妹」撮影中の小津安二郎監督(右)=1950年7月 「麦秋」に映る戦争と友への哀惜 なんとも人をったようなが出た。平山周吉「小津安二郎」(新潮社)。「東京物語」で笠智衆が演じた老父の名を筆名に、スクリーン内外の出来事を往還しながら、小津映画に新たな光をあてた評伝だ。 「小津について書く気があったら、このペンネームにはしてません。今回は担当編集者にうまく乗せられてしまって」。大手出版社の編集者を長く務めた平山さんは、定年後に文筆活動を始める際、「名は嫌だから」と大好きな小津にちなんだ筆名をつけた。評伝「江藤淳は甦(よみが)える」で小林秀雄賞、「満洲国グランドホテル」で今年の司馬遼太郎賞を受賞している。 「私が書くのなら映像論というよりも、小津があの時代に何を考えて作品を残したのか、映画を手がかりに昭和の日人や昭和史を泥臭く考えようと思った」 平山周吉さん 論考の序盤は「麦秋

    小津安二郎、生誕120年・没後60年 映画に浮かぶ戦争の影・白樺派…評伝で新たな光|好書好日
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    atashi9 2023/05/27
  • 東京で見つける意外な「江戸遺産」 あの石垣は大名屋敷の跡だった|じんぶん堂

    記事:平凡社 江戸城西の丸から遠望した富士見櫓(写真/香原斗志) 書籍情報はこちら 意外に見つかる石垣 大名屋敷の敷地内には、政庁であり藩主や家族の居住空間でもあった御殿を中心に、数多くの建物が配置されていた。だが、そのほとんどは、江戸を占拠していたとは信じがたいほどに失われてしまった。しかし、痕跡なら意外と残っている。たとえばそれは、大名屋敷の周囲にめぐらされ、塀や勤番長屋とよばれた藩士たちの住居の土台になっていた石垣で、見すごされがちな場所に見つかる。 福岡藩黒田家の上屋敷は、通りをはさんで向かい合っていた広島藩浅野家上屋敷(現在の国土交通省など)とともに江戸の名所のひとつで、歌川広重の浮世絵にも登場する。明治維新後は外務省の敷地になり、御殿が外務省の初代庁舎になったが、明治十(一八七七)年に焼失してしまった。この御殿の棟を飾っていた巨大な鬼瓦が、東京国立博物館の敷地内に移設されて残っ

    東京で見つける意外な「江戸遺産」 あの石垣は大名屋敷の跡だった|じんぶん堂
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    atashi9 2022/04/18
  • フェミニスト・クィア批評が楽しい理由を語る 英文学者・北村紗衣さんと社会学者・森山至貴さんが対談|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 下北沢の屋B&Bでオンラインイベントが開催された。フェミニスト批評家の北村紗衣さん(左)社会学者の森山至貴さん。 書籍情報はこちら 批評をやってみたいと思えること 森山:さっそく『批評の教室』の話を聞けたらと思います。すでに読まれている方と同じ感想だと思いますが、すごく面白くて、すごく読みやすい。あと当に優れた点だと思うんですけど「批評をやってみたい」と思ったんですよ。「〜の教室」といったは他にもありますが、読んで「すごいな」と思っても、「自分でやってみよう」と思わないことも多い。このは「やってみたいな」「できそうだな」と思えました。それが私が読んでの一番の変化かなと思います。 あと、実は対談イベントの前に北村さんの過去の2冊のを読んだんです。博士論文を元にした『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』とWezzyの連載を元にした『お砂糖とスパイスと爆発的な何

    フェミニスト・クィア批評が楽しい理由を語る 英文学者・北村紗衣さんと社会学者・森山至貴さんが対談|じんぶん堂
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    atashi9 2022/01/26
  • 佐藤雅彦さん「考えの整頓 ベンチの足」インタビュー 表現の礎にある「妙」|好書好日

    撮影:STUDIO DUNK 佐藤雅彦(さとう・まさひこ) 1954年静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。1999年より慶應義塾大学環境情報学部教授。2006年より東京藝術大学大学院映像研究科教授、21年より名誉教授。著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(竹中平蔵氏との共著・日経済新聞社)『毎月新聞』『新しい分かり方』(中央公論新社)など。ゲームソフト「I.Q.」やNHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」「考えるカラス」など、分野を超えた独自の活動を続けている。13年紫綬褒章受章。14年、18年カンヌ国際映画祭短編部門に正式招待。 「理」を超えたものへの関心 ――作は「心のどこかに引っかかってきた不明なもの」を明らかにしていった『考えの整頓』(2011年)に続く第2集ですが、どのように執筆されたのでしょうか? 「暮しの手帖」は2カ月に1回出る雑誌なので、そのあいだに起こった、自分の心

    佐藤雅彦さん「考えの整頓 ベンチの足」インタビュー 表現の礎にある「妙」|好書好日
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    atashi9 2021/06/05
  • 「赤い髪の女」 重低音で潜む、父殺しのテーマ 朝日新聞書評から|好書好日

    赤い髪の女 [著]オルハン・パムク オルハン・パムクといえば、トルコを代表する熟練のノーベル賞作家で、評者である私が心酔してやまない小説の名手である。あまりに好き過ぎて、自分の『我々の恋愛』という長編に〝トルコの世界的恋愛詩人〟としてモデル的に登場してもらっているくらいだ。 そのパムクの新作が今回の『赤い髪の女』で、主人公ジェムが1980年代の子供時代を回想して始まる。ただし冒頭に「私は作家になりたかった」とあり、それは途中でも繰り返されるから、進む文章に常にかすかなメタ視線が入り込み、最後の最後に効く。 失踪した父を持つお坊ちゃんジェムは、当時まだ残っていた井戸掘りのアルバイトに励まざるを得なくなり、マフムト親方を慕いながら肉体労働を繰り返す。その様子は読者をとらえ、誰にでもある今はなき時代への追憶にひたらせてしまうだろう。 そうやってしばらくの間、おとぎ話のような掌編の組み合わせに見え

    「赤い髪の女」 重低音で潜む、父殺しのテーマ 朝日新聞書評から|好書好日
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    atashi9 2019/12/16
    うざい
  • 笛吹きと泥棒――阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男――伝説とその世界』について|じんぶん堂

    記事:筑摩書房 マルクト教会のガラス絵から模写した現存する最古の<ハーメルンの笛吹き男>の絵(1592) 書籍情報はこちら いま僕は現代アメリカ小説の翻訳を主な仕事としているが、何十年か前には、アメリカの古典文学、特にハーマン・メルヴィルの研究を志したことがある。そんなとき、新聞で阿部謹也氏がメルヴィルの主著『白鯨』を取り上げている文章を目にした。『白鯨』はいまでこそ「グレート・アメリカン・ノベル」などともてはやされたりするわけだが、1851年の刊行当時はその混沌ぶりに非難囂々、読者を得るどころかそれまでの読者もメルヴィルはこので失った。それについて阿部氏は、「流行作家が売れるを書くことに飽きて、当に書きたいものを書くためにあえて恵まれぬ晩年を甘受したという話は若い私には強く訴えるものをもっていた」と書いておられた(『読書の軌跡』筑摩書房、1993年、絶版)。阿部謹也といえば中世ヨー

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    atashi9 2019/12/14
  • 川上未映子さん「夏物語」インタビュー 産むこと、産まないこと、生きること|好書好日

    川上未映子さん 「子を持つことが善」という価値観への問い 始まりは2008年、30歳の夏子は、豊胸手術のため上京する姉を駅で待っている。姉の巻子は39歳のホステス。地元の大阪で12歳の緑子を一人で育てている。「乳と卵」は夏子が東京のアパートに巻子と緑子を迎えた3日間を描いた。『夏物語』はその3日間と8年後を描く。 「乳と卵」を起点としたのは「まだ書かれるべきことがたくさんあると感じていたから」。2作目の小説で、当時は書く技術が伴わなかった、とも。「女の人が生まれ、生きていくことを書きたい」。その根っこには、常に倫理への問いがあった。「子どもの頃からよく取り返しのつかなさを考えます。一番は死。そして、生まれてくることも同じように取り返しのつかなさがある」 8年後、38歳になった夏子は小説やエッセーを細々と書いている。性的な欲求がなく好きな人もいない。だが、自分の子どもに「会いたい」と思い、第

    川上未映子さん「夏物語」インタビュー 産むこと、産まないこと、生きること|好書好日
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    atashi9 2019/08/15
    他人の産む権利奪ったこと考えた方がいいのに。同棲愛者優位にここまで進める意味ない気がするし。
  • ユーフラテスの絵本「コんガらガっち どっちにすすむ?の本」 正しい道はひとつじゃない|好書好日

    貝塚智子(かいづかともこ、ユーフラテス)アートディレクター Eテレ「ピタゴラスイッチ」の番組ロゴやコーナーロゴなどのアートディレクション、コーナーの企画・制作。Eテレ「0655」「2355」では「おれ、ねこ」をはじめとした歌などの企画・制作、および番組監修を務める。書籍の装丁やデザインも手がける。 うえ田みお(うえたみお、ユーフラテス)アニメーター Eテレ「ピタゴラスイッチ」では「フレーミー」「10アニメ」「ぼてじん」のアニメーションほかコーナーの企画・制作。Eテレ「0655」「2355」では「さらばシリーズ」「BAR仮説」等のコーナーや歌の企画・制作のほか、番組監修も務める。主な作品に、ISSEY MIYAKE「A-POC INSIDE」(ニューヨークADC Gold Prize)など。 さまざまな「研究」を基盤として活動しているクリエイティブグループ。慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の卒業

    ユーフラテスの絵本「コんガらガっち どっちにすすむ?の本」 正しい道はひとつじゃない|好書好日
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    atashi9 2019/03/20
  • 書評・最新書評 : 自生の夢 [著]飛浩隆 - 円城塔(作家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    atashi9 2017/02/26
  • コラム別に読む : 残念、でも村上春樹の「普通」がいい - 尾関章 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    今年も村上春樹のノーベル賞はなかった。でもやっぱり、今回は彼のだ。ちょうど去年の秋、「残念、でも僕は村上春樹の短編が好き」(2012年10月15日付)を書いたように。そして今年は、どうして村上受賞を待ち望んでいるかを自問自答してみたい。 ちなみに僕は、この夏に会社を辞めるまでの30年、科学記者としてノーベル賞に向き合ってきた。そこで見たのは偉大なる知である。今年の物理学賞が、ものに質量がもたらされるしくみに迫った二人に贈られたことなど、その好例だ。「偉大なる……」の雰囲気は文学賞にもある。だが、村上春樹はちょっと違う。誤解を恐れずに言えば、受賞すれば日初の「普通の人」のノーベル賞ということになるのではないかと思ったりもする。 そんなことを考えていたら、ご人が今年5月、「僕はごく普通の生活をしている人間。声をかけられると困るからテレビには出ない。僕のことは絶滅危惧種のイリオモテヤマネコ

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    atashi9 2016/09/25
    誰かこれを読み間違えてるっぽい
  • コラム別に読む : 猛暑の日はハルキのプール短編 - 尾関章 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    atashi9 2015/12/29
  • 「ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン」書評 奇妙で熱心な生の探求者|好書好日

    ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン 著者:ダーグ・ソールスター 出版社:中央公論新社 ジャンル:小説・文学 ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン [著] ダーグ・ソールスター 村上春樹がノルウェー滞在中に出会い英語版から訳出した日で初紹介のノルウェー作家の小説だ。重訳になっても訳さずにいられなかったと訳者あとがきにあるが、そう思うのも当然に感じられるほど奇妙な傑作である。やはり世界は広い。 話の大筋は最初の2ページでつかめる。家庭を捨ててある女と14年間暮らし、別れたのちに、どうしてあの女に惹(ひ)かれたかわからないと自問する50男の話だ。 ありふれた設定だが、過去を振り返る主人公のねちっこい考察と論理がふつうでなく、凡庸な話が凡庸でなくなる。彼の論理を支えているのは、2人の人間性を囲んでいる状況を人はただくぐり抜けていくに過ぎないという醒(さ)めた意識だ。そんな男なら家庭を捨

    「ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン」書評 奇妙で熱心な生の探求者|好書好日
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    atashi9 2015/06/02
    いろんな新聞にのってる
  • 「大格差―機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」書評 科学が魔と化す、天才マシン時代|好書好日

    大格差―機械の知能は仕事と所得をどう変えるか [著]タイラー・コーエン 前著『大停滞』(2011年)で、著者は「イノベーション(技術革新)が停滞しているせいで」アメリカは「大停滞」していると主張した。その証拠に「人口当たりのイノベーション件数は1873年を境に減少に転じている」のであり、21世紀よりも「19世紀の人々のほうが重要な発明を生み出す確率が高かった」のである。 19世紀末にイノベーション件数がピークアウトした時期に「電気と自動車の時代への移行が始まった」のだから、20世紀の高成長とそれに続く21世紀の「大停滞」は19世紀の発明の遺産をいつぶしたことに原因があるという。 書は、前著同様、説得的だ。「産業革命の核をなした主要な発明の多くは、アマチュアによるものだった」のに対して21世紀の「成熟した分野では、学ばなくてはならない知識が膨大な量にのぼるから、(略)知識を仕入れている間

    「大格差―機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」書評 科学が魔と化す、天才マシン時代|好書好日
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    atashi9 2014/12/15
    ブーブー
  • コラム別に読む : だから日本はズレている [著]古市憲寿 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■おじさんのズレたしなめる 著者は『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で、惨めな弱者に成り果てたと思われていた現代の若者が、実は過去40年で最も生活満足度が高い若者でもあったというデータを紹介して話題となった。人が弱冠20代ということもあって、当事者性のある若者論の語り手として人気がある。 書で古市は、そんな「若者」の立場から、日の「おじさん」のズレ方を目の細かいヤスリのような皮肉でたしなめる。「クールジャパン推進会議」やスマホ家電のズレ具合に突っ込みまくる章などは実に痛快だ。溜飲(りゅういん)を下げたい若い世代と他人事のように説教されたい「おじさん」世代のニーズに、書はみごとに答えている。 「社会学者としては掘り下げが甘い」「ズレた原因の解明がない」「朝井リョウへの謎のこだわりがうざい」などの不満もあろうが、エッセイ集として読めば新鮮な視点も多い。女子力の高い文体は親しみやすく

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    atashi9 2014/06/20
  • ブラジル 跳躍の軌跡 シリーズ | ブック・アサヒ・コム

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    atashi9 2014/03/24
  • コラム別に読む : 書店員に聞く ブラジルの魅力 - 伊藤千尋 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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    atashi9 2014/03/24
  • コラム別に読む : 書店員に聞く 「笑い」を学ぶ本 - 保科龍朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    「うちのサイがね」。君、サイ飼(こ)うとるのか。「(さい)やがな!」。どっちみち、サイみたいなやんか……うーん、こんな古い漫才、やってられへん。お笑いの極意を、を読んで勉強し直しや。 ■三省堂神保町店・福澤いづみさんに聞く 〈1〉笑いの日語事典 [著]中村明 〈2〉狂言じゃ、狂言じゃ! [著]茂山千之丞 〈3〉詐欺とペテンの大百科 [著]カール・シファキス ▽記者のお薦め 〈4〉創作落語論 [著]五代目柳家つばめ いとし・こいし師匠、すんまへん! 古い漫才などと口走ったのは決して心ではございません。師匠方の漫才は(1)『笑いの日語事典』にも、用例として随所に引用されております。 この著者は、作家の文体や修辞に精通する国文学者だ。 序文で「笑い」の概念を、自然発生的であったり反射的であったりする「直接的な笑い」と、広義の発見の驚きをともない、おかしみを誘われる「間接的な笑い」に

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    atashi9 2014/03/03
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