DRBD(Distributed Replicated Block Device)は、同じデータを同時に複数のサーバーのディスクに書き込むソフトウエアだ。約10年の歴史を持ち、開発元のLINBITによれば約20万セットの実績があるという。 Linuxカーネルのローダブルモジュールとして動作するブロックデバイスモジュールと、管理用のコマンドやスクリプトで構成され、GPL(General Public License)バージョン2にもとづいて開発、配布されている。2.6.33以降のLinuxカーネルに取り入れられたため、多くのLinuxディストリビューションでサポートされている。 DRBDによるデータレプリケーションには、次のような特徴がある。 ・ファイルレベルではなくブロックレベルのレプリケーションである ・最大4台のサーバーにデータをレプリケートできる ・同期モードと非同期モードを持つ ・
![[2]DRBDによるデータレプリケーション](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)