軽い!新たな仮想化を実現する「Docker」(前編) オーバーヘッドがない仮想化 イメージ作成の自動化にも最適 今、仮想化の新たなタイプとして、コンテナーが注目を集めている。最も有力なのがLinux上で動作する「Docker」。従来のサーバー仮想化よりも軽量で、使いやすいインタフェースを備える。“Immutable Infrastructure”の構築にも利用される。コンテナー上で利用できるOSが固定されるものの、サーバー基盤の一つとして広まっていきそうだ。 「Docker」は、サーバー機1台の上で、仮想的に複数のアプリケーション環境(コンテナー)を作るソフトだ。コンテナーを作成し、容易にサーバーに配布して実行できる。ハードウエアを再現するタイプの従来の仮想化ソフトよりも軽量で管理が容易な点から注目を集めている。 開発は、米Docker社が進めている。2013年3月、初めてオープンソースと