“ベッドルームミュージシャン”という単語が音楽誌を駆け回ったのは数年前のことだったろうか。あえて荒削りの音で雑さを演出するローファイサウンドに、生活音が混じり込んでもあえてそのままにしておくスタイル。バンドを組んでデカいハコ目指して日夜レコーディングスタジオに篭るのではなく、ひとりヘッドフォンしてギアーをつま弾きながらベッドルームでしこしこ録音するDIYミュージシャンたちよ。ベックやペイヴメントなどローファイミュージシャンのフォロワー、そして昨今ぽこぽこ発生しているインディーズバンドたちよ。プリーズ、ドント・フォーゲット“元祖寝室音楽創作男”。 半世紀で4000曲・400枚のアルバムをセルフプロデュース。元祖DIY音楽の祖 40年前から自宅の手づくりレコーディングスタジオで、およそアルバム400枚と4000曲を録音してきた“元祖ベッドルーム・ミュージシャン”がいる。いま沸騰状態のインディー