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ブックマーク / www.aoky.net (14)

  • もしも〜なら? と問うコミック

    Randall Munroe / 青木靖 訳 2014年3月 (TED2014) 私のウェブサイトには、毎週みんなの送ってくる仮定上の質問に私が答えるというコーナーがありまして、数学と科学とコミックを使って回答を試みています。たとえばこんな質問をした人がいました。「光速の90%のスピードで投げられたボールをバットで打とうとしたらどうなるか?」それでちょっと計算してみました。通常空気中を物体が進む時には空気は物体の周りを流れますが、今の場合ボールがあまりに速いため空気の分子によける時間がなく、ボールは真っ正面からその中に突っ込むことになり、空気の分子との衝突によってボールから窒素や炭素や水素といったものがはじき出されてちりぢりの小さな粒子となり、周りの空気に熱核融合を引き起こします。これにより大量のX線の波がその他の粒子とともに放出され、内部がプラズマ状態のドームがピッチャーマウンドを中心に

    もしも〜なら? と問うコミック
  • ストレスを友達にする方法

    Kelly McGonigal / 青木靖 訳 2013年6月 (TEDGlobal 2013) 告白することがあります。でもその前に、まず皆さんに告白して欲しいことがあります。この1年比較的ストレスが少なかったという人、手を挙げてもらえますか? どうです? 中くらいのストレスだったという人は? ものすごくストレスがあったという人? ああ、私もです。でも告白というのはそのことではありません。告白というのは、私は心の健康が専門の心理学者で、みんなをより健康で幸せにするのを仕事としていますが、この10年間私が人に勧めてきたことは利よりも害が大きかったのではと恐れているんです。それはストレスに関することです。「ストレスは人を病気にする」と私は説いてきました。風邪から心血管疾患まで、あらゆる病気のリスクが高くなるのだと。基的に私はストレスを敵視してきました。でも私のストレスに対する見方は変わりま

  • 私のTODOリストの先頭にあるもの

    Paul Graham / 青木靖 訳 2012年4月 ブロニー・ウェアという緩和ケアの看護師が、人が死の間際によく後悔することのリストを作っている。なるほどと思えるものだ。5つの間違いのうち少なくとも4つを私自身犯していた——というか犯しているのがわかる。 人が死の間際に後悔すること 1. 他の人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった。 2. あんなに仕事ばかりするんじゃなかった。 3. 自分の感情を表す勇気を持てばよかった。 4. 友達と連絡を絶やさずにいればよかった。 5. もっと自分を幸せにしてあげればよかった。 これらの間違いを1つのアドバイスにまとめるとしたら、それはたぶん「歯車になるな」ということだろう。この5つの後悔は、状況に合わせて自分を押し込め、止まる時まで律儀に回り続ける脱工業化社会の人間の姿をよく描き出している。 気掛かりなのは、これらの後悔

  • 内向的な人が秘めている力

    内向的な人が秘めている力 (TEDTalks) Susan Cain / 青木靖 訳 2012年3月 9歳の時初めてサマーキャンプに参加しました。母はスーツケースいっぱいにを詰め込んでくれましたが、私にとってはごく普通のことでした。私の家では読書が主たるグループ活動だったからです。非社交的だと思うかもしれませんが、私たちにとってはそれが一種の交流方法だったのです。家族が揃っていて、人の温かみを感じながら、同時に心の中の冒険の国を自由に飛び回ることができるのです。キャンプではそれと同じことを大がかりにするんだろうと思っていました。(笑) 10人の女の子が山小屋でお揃いのパジャマを着て一緒に読書するのを想像していました。(笑) でもキャンプはむしろアルコール抜きのビヤパーティに近いものでした。キャンプ初日にリーダーの人が私たちを集めてチアを教えました。キャンプの精神を再確認するためこれから毎

  • 怖いくらいに野心的なスタートアップのアイデア

    Paul Graham / 青木靖 訳 2012年3月 Y Combinatorをやってきて気づいた驚くことの1つに、最も野心的なスタートアップのアイデアの多くがいかに怖いものかということがある。このエッセイではこの現象をいくつかの例で示そうと思う。そのいずれも創業者を億万長者にしうるものだ。そう言うと魅力的に聞こえるが、それが何か書いて見せたなら、きっと思わず尻込みすることだろう。 だからといって心配することはない。それは弱さのしるしではなく、たぶん正気さのしるしなのだ。最も大きなスタートアップのアイデアは怖いものだ。多くの労力を要するからばかりではない。最も大きなアイデアというのは、自分の存在を脅かすように感じられるのだ。果たして自分にはそれをやり通せるだけの野心があるのだろうか? 『マルコヴィッチの穴』に、ダサい主人公がすごく魅力的で洗練された女性に出会う場面がある。彼女は主人公にこ

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    batta 2012/03/17
  • 幸福と成功の意外な関係

    幸福と成功の意外な関係 (TEDTalks) Shawn Achor / 青木靖 訳 2011年5月 私が7歳で妹が5歳の時、2段ベッドの上で一緒に遊んでいました。当時私は妹より2つ年上で・・・今でも2つ年上ですが・・・当時は何でも私が仕切っていて、戦争ごっこをすることになりました。それで2段ベッドの上で、一方の端には私のG.I.ジョーの兵士と武器が並び、もう一方には妹のマイリトルポニーが騎馬突撃に備えていました。 あの日の午後起きたことに関しては見解の相違があるのですが、今日この場に妹は来ていないので、皆さんに真実をお話しすることにしましょう。(笑) 妹はすこしばかり不器用なところがあって、兄が押しも何もしていないのに突然ベッドの上から姿を消し、床に落下しました。妹に何が起きたのか恐る恐るベッドの脇から覗いてみると、妹は四つん這いで痛々しく着地していました。 私は不安になりました。危ない

  • ボットはいかにして私から価格付けの力を奪ったのか

    Carlos Bueno / 青木靖 訳 2012年2月25日 Lauren Ipsum——コンピュータサイエンスやその他のありそうにないもののお話 私に降りかかった問題について話す前に、“Computer Game Bot Turing Test”(コンピュータゲームボットのチューリングテスト)という別なの話をしよう。ランダムなWikipediaの記事を元にマルコフチェーンを使って「書かれ」ネット上で法外な値段で売られている10万冊以上ある「」の中の1冊だ。出しているのはBetascriptという、その手の出版社として悪名高い会社だ。 なんかすごいことになっている。Amazonマーケットプレイスには古を持ったフリをしたボットが山ほどいて、誰もいまだ目にしたことのないような価格戦争を繰り広げているのだ。このチューリングテストのでは輝く未来的なナンセンスを目にすることができる。人間の

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    batta 2012/02/29
  • ハッカーの流儀

    Mark Zuckerberg / 青木靖 訳 2012年2月1日 Facebookは元々会社にしようと作ったのではありませんでした。世界をもっとオープンで繋がり合ったものにするという社会的なミッションのために始めたのです。 私たちにとってこのミッションがどんな意味を持ち、私たちがどのように決断し、私たちがどんな理由でやっているのかを、Facebookに投資される皆さんに理解していただくことは非常に重要だと考えています。このメッセージで私たちのやり方の概要を示せればと思います。 Facebookで働く私たちは、人々が情報を広め消費する方法に革命をもたらしたテクノロジーに触発されます。私たちは印刷術やテレビのような発明についてよく話します。単にコミュニケーションをより効率的に行えるようにすることで、社会の重要な部分の多くがすっかり変容を遂げることになりました。より多くの人が意見を言えるように

  • 1年かけて世界周遊する方法

    Alex MacCaw / 青木靖 訳 2011年12月29日 この前の記事で旅と執筆とプログラミングをして1年過ごしたことを書いたけど、今回は自分で世界一周旅行を計画するための具体的なこと、飛行機やコストや現地での活動や宿泊先といったことについて書こう。旅行には実際そんなにお金はかからないことと、自分の冒険をどう計画したらいいかを示せたらと思う。 旅というのは偏見や頑迷や偏狭には致命的だ ——マーク・トウェイン シリコンバレーの「エコールーム」から抜けだして旅をし、違った視点を得るというのはすごく大切だと思う。旅をすることは人々が直面している当の問題に目を開かせ、手近なありきたりのアイデアの代わりに、そのような問題の解決法を考え出す機会を与えてくれる。旅から新しい視点やアイデアを何も持たずに帰ってくることはないだろう。 行く先を決める 行く場所を選ぶのに最初はまごつくかもしれない。特に

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    batta 2012/01/29
  • スタートアップを殺す18の誤り

    Paul Graham / 青木靖 訳 2006年10月 最近やった講演の後のQ&Aで、スタートアップを失敗させるのは何かという質問をした人がいた。その場に立ったまま何秒か呆然としていた後、それが一種のひっかけ問題なことに気付いた。これはスタートアップを成功させるのは何かという質問と等価なのだ——失敗の原因となることをすべて避けるようにすれば、成功することができる——そしてこれはその場で答えるにはあまりに大きな問だった。 後になって、私はこの問題をそういう方向から見るのも有効かもしれないと思うようになった。すべきでないことをすべて並べたリストがあれば、それをただ逆にするだけで成功へのレシピに変えることができる。そしてこの形のリストの方が、実践する上で使いやすいかもしれない。やらなければならないことをいつも頭に入れておくよりは、何かやってはいけないことをしているときにそれと気付くというほうが

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    batta 2011/08/06
  • 最初の一歩は始めること

    Jason Zimdars / 青木靖 訳 2010年8月31日 「Webデザインを始めたい場合、どうすればいいんでしょう?」とか、「Webアプリを作り始めるには、どんなスキルが必要ですか?」といった質問をする人がたくさんいる。おすすめのを山ほど挙げたり、「となりのやつより115%上をいく55の技」みたいな記事を何十かリストアップするのは簡単だが、当のところを言うと、始めるために何かを学ぶ必要はない。一番重要なことが何かというと、ただ始めることなのだ。 何かを作り始めること。Webデザインを学びたいならWebサイトを作ればいい。起業家になってWebベースの製品を売るビジネスを始めたいなら何かアプリを作ればいい。まだスキルがないかもしれないけど、どうしてそんなこと気にするの? どんなスキルが必要になるかもわからないというのに。 すでに知っていることを使って始める Webで何か作りたいん

    最初の一歩は始めること
  • 死なないために

    Paul Graham / 青木靖 訳 2007年8月 (以下は私がY Combinatorで夏シーズン最後のディナーのときに行ったトークだ。いつもは最後のディナーでトークなんかやってなくて、どちらかといえばパーティに近いのだが、しかしいくつかのスタートアップを避けられる死から救えるのであれば、雰囲気を壊してもやる価値はあると思ったのだ。それで土壇場になって、このちょっと辛気臭いトークを書きあげた。これは別にエッセイのつもりで書いたものではない。ディナーまでに2時間しかなく、書いているときが一番早く考えられるので書き出したというまでだ。) 2、3日前、私はある記者に、投資した会社の1/3くらいが成功することを期待していると話した。実際にはこれは控え目に言ったものだ。私は半分くらいは成功できるのではないかと思っている。50%の成功率を達成できたら、ちょっとすごいと思わない? 言い方を変えると

  • スタートアップを始めない理由が間違っている理由

    Paul Graham / 青木靖 訳 2007年3月 (このエッセイは2007 Startup SchoolとBerkeley CSUAで行った講演を元にしている。) 私たちはY Combinatorを十分長くやってきたので、成功率について話せるくらいデータがたまった。最初に投資をした2005年夏のグループには8つのスタートアップがあった。現在ではそのうちの少なくとも4つは成功しているようだ。この中の3つはすでに買収されており、Redditは2つの会社、RedditとInfogamiが合併したものだ。3番目のやつについてはまだ買収先を話せない。最後の1つはLooptで、これは非常にうまくいっており、その気があれば10分以内に買収先を見つけられるだろう。 だから最初の夏の創業者たちのうちの半分くらいは、2年もしないで金持ちになったことになる。少なくとも彼らの基準で言えば。(金持ちになってみ

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    batta 2007/04/02
  • Googleのようにコンピュータを組み立てる

    Jeff Atwood / 青木靖 訳 2007年3月12日 シリコンバレーに行くことがあれば、コンピュータ歴史博物館を覗いてみることを強くお勧めする。現存で唯一動作するPDP-1があって、それを使ってオリジナルのSpacewarゲームができるような場所が、他にあるだろうか? 私は行ってみたが、すごかった。ゾクゾクした。は退屈しきっていたが、それでもずっと付き合ってくれたことに感謝している。 この博物館は特設展よりも常設展示の方に当に面白いものがある。それが建物の大部分を占めていて、かつて耳にしたことのあるあらゆるコンピュータが置かれている。見ることのできる所蔵品の中に、1999年のGoogleの 初期のサーバがある。 Googleの最初の量産サーバ 1999年 Google, Inc. アメリカ 限られた資金で、Googleの創業者ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンはこの安価な相互接続

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    batta 2007/03/15
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