2008年度第2次補正予算案に盛り込まれた定額給付金を受け取るかどうかを巡り、9日午前の閣議後の記者会見では、閣僚17人のうち、受け取るとした閣僚が11人で過半数を占めたが、甘利行政改革相は受け取らない考えを明確にし、麻生首相同様、「検討中」なども5人いた。 行革相は「家計支援と消費刺激の二つの意味合いがある。家計支援ということで言えば、私は申請しない方がいいかと思う」と述べ、受け取らない考えを示した。その上で、「消費刺激という責務がある。ポケットマネーから家族には“定額給付”をして、『地元商店街で使え』と要請しようと思っている」と語った。 給付金を受け取るとした閣僚からは、「障害者の皆さんが作っているものを地元の地域で買いたい」(河村官房長官)「景気対策に貢献したい。高額所得の人が受け取り、10倍くらいプラスして消費してくれればありがたい」(野田消費者相)などと、消費刺激に貢献したいとす