印刷 関連トピックス菅直人原子力発電所 菅内閣の「エネルギー・環境会議」(議長・玄葉光一郎国家戦略相)は29日の会合で、原発依存度を段階的に下げる「減原発」を柱にした中間整理案をまとめた。菅直人首相は同日夜に記者会見し、「原発に依存しない社会を目指し、計画的・段階的に依存度を下げていく。政府としても進めていく」と述べた。 首相は会合で「革新的エネルギー環境戦略のベースができた」と説明。(1)省エネルギーなど需要構造の見直し(2)原発依存度の計画的・段階的引き下げや再生エネルギーの割合の大幅引き上げなど供給構造の見直し(3)電力会社から送電部門を切り離す「発送電分離」などの改革(4)原発の安全対策の徹底――を軸に議論を進める考えを表明した。 中間整理案は昨年6月に閣議決定されたエネルギー基本計画を大幅に転換する内容で、年内をめどに基本方針を閣議決定する方向性を示した。首相は将来の「脱原