今夏の参院選福井選挙区(改選数1)に無所属で出馬する意向を表明している一瀬明宏県議(52)は30日、福井市内で、所属する県議会・自民党県政会の総会に出席し、出馬の意思を会派に伝えた。党県連会長の稲田朋美衆院議員は、処分も辞さない構えを見せている。 総会は非公開。出席した複数の県議によると、一瀬氏の説明に一部の県議から拍手が起こったという。 この日、福井市内で支援者約1300人を集めて年賀会を開いていた稲田会長は取材に、「(出馬意欲があるなら)この前の総務会で言ってほしかった。一致団結して戦っていきたいので、思い直してほしい」と話した。さらに「もし立候補したなら、党則にのっとって執行部で協議する」と述べた。 すでに党公認になっている現職の山崎正昭氏は「(一瀬氏が立候補すると)かつてない苦しい選挙になるが、3回選挙して相手の読みはできる」と話した。