国土交通省関東地方整備局は18日、来年3月に開港する茨城空港(茨城県小美玉市)の新滑走路から、針金やナットなどの異物の混入が確認されたと発表した。放置した場合、航空機のタイヤがパンクする恐れがあるため、補修工事を施す。工事は2月までに終えるため、開港に影響はないという。 滑走路は北側を鹿島グループの鹿島道路を中心とする共同企業体(JV)が、南側を前田道路を中心とするJVがそれぞれ施工していた。異物は両側から見つかった。 同整備局によると、本来混入すべきではない金属などが69個確認された。最も大きいものは約15センチで、同整備局は「このような事例が確認されたのは初めて」としている。