マルハレストランシステムズの小島由夫社長の場合、大学卒業直後の大東通商時代に「心から楽しいと思えることをやりたい」という思いの中から出てきた「レストランビジネス」がミッションだった(参照記事)。以来、氏はずっとレストランビジネスを続けており、その点でまったくブレていない。 また「経営観」として、「楽しいこと・好きなことだけをするのは単なる趣味」であり、「楽しいこと・好きなことであって、しかもお客様の求めることをするのがビジネス」であるという、明確な視点が存在した点に注目したい。 仕事を通して、世の中に対し、どのような価値を創出してゆこうとしたのか。その基本理念は、「短期的なトレンドを追いかけることなく、グローバルなステークホルダーから長く評価され得るような、老舗感・本物感のあるレストランビジネスを展開すること」といえる。 氏が社長を務めるマルハレストランシステムズ、コカレストランジャパンな
![「上場しない」「失敗を奨励」という経営哲学――マルハレストランシステムズ・小島由夫氏(後編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1c4b681582d7628a8a416f5725f676bd65b4e4a5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmakoto%2Farticles%2F0802%2F01%2Fl_ay_nir02.jpg)