10月10日は全日本寝具寝装品協会が定めた「ふとんの日」だそうだ。人間が健康であるためには、食事と適度な運動、そして睡眠が重要なのだが、バリバリ働くビジネスパーソンの中には、貴重な睡眠時間を削ってしまっている人はいないだろうか? 実はOECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも日本人の平均睡眠時間は7時間50分と、韓国に次いで睡眠時間が短いというデータがある。 ある研究によれば、不眠と関連して生じる日本の経済損失は年間約3兆4700万円にも達するという(日本大学医学部の内山真教授が2006年にまとめている)。不眠傾向にある人は欠勤や遅刻が多くなるだけでなく、勤務中の作業効率も約60%に落ちるというのだ。また、睡眠の質が悪くなるとストレスを受けやすくなりメンタルヘルスにも悪い影響が出るほか、肥満、高血圧症、糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症にもかかわっているそうだ。 「いやいや、睡眠時間が短
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