制作中のアニメ映画「虐殺器官」の一場面(C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN[映画.com ニュース] 2009年に34歳の若さで病没した夭折のSF作家、伊藤計劃氏の07年の長編デビュー作「虐殺器官(英題:Genocidal Organ)」がアメリカで実写映画化され、「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」の“復讐3部作”で知られる韓国の鬼才パク・チャヌク監督がメガホンをとると米Tracking Boardが報じた。 「虐殺器官」は内戦や大規模虐殺で揺れる世界を舞台に、米情報軍のシェパード大尉が、ジョン・ポールという名の男の行く先々で大量殺戮が起きていることに気づき、人間に備わるという虐殺を司る器官の謎に迫るという物語。 「虐殺器官」の実写映画化は、コーエン兄弟の「ディボース・ショウ」や今年公開予定のリチャード・リンクレイター監督作「エブリバデ