統一地方選挙は19日、東京都の区長・区議選も告示され、同性カップルを「結婚相当」と認める全国初の「同性パートナーシップ条例」が1日から施行された東京都渋谷区では、現職区長が引退し、さまざまな立場を取る新人4人が立候補した。 区長選では、桑原敏武区長(79)の引退に伴い、無所属新人の4人が立候補し、19日の第一声で政策をアピールした。 「区政を発展させるチャンス。渋谷が変われば東京、日本が変わる」。そう訴えたNPO理事長で元区議の長谷部健氏(43)は同条例の発案者として条例を推進する。同条例を制定させた桑原区長も長谷部氏を後継に指名し、「困っている人が身近にいるのを教えてくれたのは彼。私に足りない部分を補ってくれた」と述べて支援を呼びかけた。 元都議の矢部一氏(64)=民主、維新、社民、生活推薦=は共産の支援も取り付け、桑原区政からの転換を掲げる。「区の現状を調べ上げ、オープンにして皆さんに