NHK経営委員会は28日、籾井(もみい)勝人会長が私的利用したハイヤー代金がNHKに請求されていた問題を受け、籾井会長に「支払いについて適切な指示を出すべきだった」などと注意した。籾井会長は昨年、言動をめぐって経営委から2度、注意を受けている。 NHK執行部は、秘書業務を統括する堂元光副会長を注意するとともに、ハイヤーの配車手続きに関わった秘書室長ら職員3人に、訓告や厳重注意を行った。 一方、経営委は、平成27年度NHK予算が国会で全会一致での承認を得られなかったことに関し、「痛切に反省する」などとする経営委員長コメントをまとめ、会長にも公共放送の責任を再確認するよう求めた。