「AV出演の経緯を交際相手が知り、メーカーとプロダクションにクレームを入れた。さらに被害女性側は海外の動画サイトに配信された無修正動画を削除するよう求めていたが、プロダクション側はこれを拒否した。悪質な対応を繰り返していたことが警察への訴えにつながったようだ」(捜査関係者) 若い女性に芸能界デビューをちらつかせてAV業界に引きずり込むのは、「一部、悪徳スカウト業者の常套手段」(業界関係者)といい、半ば強制的に出演させられるケースは少なくない。 事件によって業界の暗部が浮き彫りになった格好だが、あるプロダクション関係者は「出演作が100本を超える女性の訴えで警察が動いたのは過去に前例がない。この事件で、出演経験のある女性からの訴えが続出する可能性がある」と語る。 AV出演強要の被害防止や被害者救済の活動を行う人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」(事務局長・伊藤和子弁護士)には、「70人以上の女