今日は午前9時から、国家基本問題研究所の企画委員会に出た。事務的な案件処理の後、9時半から理事長の櫻井よしこ氏が、憲法改正のあり方について報告し、議論した。 櫻井氏が強調した「日本人の日本に対するイメージを変えていく必要」を受け、日本の国柄(国体)を達意の文章で表した憲法前文の国基研案を作成、発表することとなった。もちろん簡単な話ではなく、さまざまな有識者の意見も聞きつつ、ある程度時間を掛けて進めることになろう。 11時には、海洋問題の第一人者、山田吉彦東海大教授が来訪、海賊対処を当面の柱としたインドとの協力について所見を聞いた。 なお山田氏によると、2006年に日本政府が、海賊取締り用の巡視船艇をインドネシアに供与(無償資金協力)する方針を打ち出した際、外務省が、防弾ガラスが付いているから武器輸出三原則に反すると難色を示し、最終的に三原則の例外として供与を閣議決定するまでに曲折があったと