日本共産党の宮本岳志議員は29日の衆院文部科学委員会で、「35人学級」の見直しなど財務省が提案した文教予算の削減について「時代逆行、論外な主張」だと厳しく批判しました。 財務省は27日の財政制度等審議会の分科会で、公立小学校1年生で実施している「35人学級」について「教育上の明確な効果がみられない」などと決めつけ、来年度から「40人学級」に戻すことを提案しました。4000人の教員を減らし、年間86億円を削減できるとの試算まで示しています。 宮本氏は「小学校1年生の35人学級は全会一致で制度化されたもの」で、「小学校2年生以上、中学校にまで順次に改定していくことが想定されていたはずだ」と指摘し、財務省の提案に論と事実をもって抗議するよう下村博文文科相に求めました。 下村氏は「おっしゃる通りだ」と述べ、教員に求められる役割が拡大し、授業に専念できる環境をつくるべきときに「40人学級」に戻すとの