大阪「正論」懇話会の第36回講演会が9日、大阪市北区の帝国ホテル大阪で開かれ、評論家で拓殖大教授の呉(オ)善花(ソンファ)氏が「なぜ日韓は和解しえないのか」をテーマに講演した。 呉氏は韓国人気質について「反日感情の奥には価値観の違いがある。日本人の感覚を韓国人は『未開人』と見てしまう」としたうえで、悪化している両国関係の修復には「当面は『間』が必要だ」と話した。 呉氏は韓国人と日本人を比較し、「韓国からみれば、日本人が戦(いくさ)好きの野蛮な人にうつり、今たたいておかないと軍国主義に戻るかもしれない。だから反日を繰り返し、静かにさせておこうというのが韓国人の考え方」と指摘した。 また、朴(パク)槿恵(クネ)大統領が「慰安婦」問題に力をおくことについて「今なら人権、女性問題として批判でき、世界で注目される。『反日』を世界に植え付けるのが狙いだ」と述べた。