チベットの政治的指導者であるロブサン・センゲ氏が15日、東京の国会議事堂で日本人議員らに向けて演説を行い大喝采を受けた。行政官庁及び外務委員会のアドバイザーを含む議員らが国会議事堂でセンゲ氏を歓迎した。 元文部科学大臣で日本チベット国会議員連盟代表の下村博文氏はその挨拶の中で、世界中に広まりつつあるチベット仏教文化は世界各地の紛争問題に取り組むうえで有用であると述べ、その保護への支援の必要性を強調した。 ジャーナリストとして長いキャリアを持ち、シンクタンク『国家基本問題研究所』理事長を務める櫻井よしこ氏は、人権・民主主義・道徳を重んずる国、日本が、チベット民族の支援活動を再び盛り上げていかなければ、と呼びかけた。さらに同氏は、ダライ・ラマ法王や政治的指導者であるロブサン・センゲ氏が来日する際には国会議員自らが主体となって彼らを歓迎するように訴え、「それが国際社会に重要なメッセージを送ること