宇都宮けんじ東京都知事候補(67)=日本共産党など推薦=は15日、江戸川区内の視察後、記者団の取材に応じ、細川護熙元首相(76)の知事選立候補について見解を問われ、「脱原発一点での一本化は考えられない」と答えました。 宇都宮氏は、原発の問題だけでなく、安倍内閣が進める秘密保護法や集団的自衛権行使の具体化など戦争する国づくりなども重要な争点となるとの考えを示し、この問題で「細川さん、小泉さんがどう対応するか一言も発していない」と指摘。細川氏が首相時代に発覚した佐川急便からの1億円の借金や、新進党(当時)時代にオレンジ共済組合の幹部から3000万円を授受した疑惑についても「十分な説明がされていない」と述べ、改めてオープンな場での政策討論を求めました。 宇都宮氏は、細川氏を支援するという小泉純一郎元首相に対して「新自由主義的政策で貧困と格差を広げたのが小泉さんであり、リーマン・ショック後に多くの