暴力団との癒着や外国人からの献金問題で批判をあびてきた田中慶秋法相が、病院に逃げ込み、辞任を拒否する醜態を演じています。暴力団と癒着する人物に法務行政をつかさどる法相の資格はありません。田中氏を法相に起用し、暴力団との癒着が報道されても「進退に結びつく問題ではない」(藤村修官房長官)とかばいたててきた、野田佳彦首相をはじめ政権中枢の責任は重大です。自発的な辞任を待つまでもなく田中氏を罷免しなければ、首相の責任がきびしく批判されるのは免れません。 閣僚の資格ないのは明白 田中氏は暴力団との癒着が相次いで明らかになる中で、18日の参院決算委員会への出席要求を「公務」を理由に拒否、19日も体調不良を理由に直前になって閣議を欠席し、記者会見もキャンセルするなど、不誠実な態度を続けています。閣僚は憲法で、国会から求めがあったときには出席し質問に答える義務があります。それさえ果たさなかった田中氏に、閣