衆院本会議で14日、日本共産党の笠井亮議員が行った2012年度補正予算案に対する反対討論は以下の通りです。 私は、日本共産党を代表して2012年度補正予算3案に反対の討論を行います。 本補正予算は、自民・公明両党が政権に復帰して初めて編成した13兆円にも及ぶ巨額のものであります。 いま国民が求めているのは、いかに所得を増やすか、安定した雇用で人間らしい暮らしを保障するか、デフレ不況から脱却し、庶民増税なしに財政再建への一歩を踏み出すかであります。ところが本補正予算はそのようなものになっていません。以下、4点について指摘します。 第一に、安倍内閣による「緊急経済対策」を実行するためという内容は、旧来の大企業支援策と国債増発による公共事業の復活そのものです。もちろん、公共事業のなかには老朽化対策など当然のものもありますが、全体として景気回復にはつながらず、国民に巨額の負担を押しつけることになり
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