【ワシントン=青木伸行】米国の6州で24日、11月の中間選挙に向けた予備選挙などが行われ、ミシシッピ州の共和党上院予備選では、6期を務める党の重鎮タッド・コクラン氏が、保守強硬派「ティーパーティー(茶会)」の支持を受けた新人クリス・マクダニエル州上院議員を接戦の末に破った。 保守色が強いミシシッピ州で3日に行われた第1回投票は、両氏の大接戦となり決着がつかず、24日の決選投票に持ち込まれた。 マクダニエル氏は、保守本流の指導層であるコクラン氏に対し、地元への利益誘導型の政治手法を批判するなどして善戦した。コクラン氏は長年の実績を掲げ、危機感を募らせる党指導部の強いテコ入れによって逃げ切った。 一方、オクラホマ州では、上院補欠選挙の候補者を決める共和党の予備選で、党指導部の一人で下院議員からのくら替えを目指すジェームズ・ランクフォード氏が、茶会の支持を受けた州下院議長を破った。 退潮傾向にあ