12日投開票の札幌市議選で、東区選挙区(定数9)から出馬した無所属現職の金子快之氏(44)が落選した。同選挙区では計11人が立候補していた。 金子氏は昨年8月、短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んで議論を呼び、札幌市議会は同9月に法的拘束力のない議員辞職勧告決議を賛成多数で可決。決議後に金子氏は「辞職の考えはない。市議選で有権者の審判を受ける」と述べていた。 金子氏は兵庫県西宮市生まれで東京大卒。航空会社勤務などを経て、平成23年、解党したみんなの党公認で初当選した。