週刊朝日問題、出版社社長のクビが飛び、朝日新聞に検証文、筆者・佐野眞一の平謝りの謝罪文が出され、橋下徹が「納得した」で一件落着したようだ。 この無意味なドタバタ劇で、結局のところ、「部落問題に関わると面倒」という「部落タブー」がまた増幅されていくのだろうなと。 朝日新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」は、今回の問題を検証し、「見出しを含め、記事は橋下氏の出自を根拠に人格を否定するという誤った考えを基調とし、人間の主体的尊厳性を見失っている」、「記事中に橋下氏を直接侮辱する表現や、被差別部落の地名を特定するなど、差別を助長する表現が複数書かれていたほか、主要部分が信頼性の疑わしい話で構成されている」として、「差別や偏見などの不当な人権抑圧と闘うことを使命とし、正確な報道に努めるべき報道機関として、あってはならない過ち。差別の認識と人権への配慮を欠き、編集部のチェック体制が機能していない」と