国連中国政府代表部の王民臨時代理大使は9日、南中国海での石油掘削活動に対してベトナムが不法で強力な妨害を行っていることについて、中国の立場を表明する文書「海底油田掘削装置『981』:ベトナムの挑発と中国の立場」を国連の潘基文事務総長に送り、国連総会の文書として全加盟国に配布するよう求めた。 文書には中国の西沙(英語名パラセル)諸島接続水域内の中国企業の作業位置図および西沙諸島に対する中国の主権をベトナム側が長年承認していたことに関する資料も添付した。 王氏は文書提出の目的について「国際社会に立場を表明し、真相を明らかにし、誤った見解を正すため」と説明。海底油田掘削装置(オイルリグ)「981」の作業状況について説明したうえで「ベトナム側は中国側の正常な作業に対して不法で強力な妨害を行い、中国側の主権、主権的権利、管轄権を深刻に侵害し、国連海洋法条約など国際法に深刻に違反し、当該海域の航行の自