【パリ=島崎桂】ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜に関連し、英国のキャメロン首相は20日、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領と相次いで電話会談しました。英首相府の発表によると、3首脳はロシアへの追加制裁を準備することで合意しました。 英首相府によると、3首脳は会談の中、調査団による墜落現場一帯への安全な立ち入りを最優先事項とすることで一致。安全確保に向け、ロシアのプーチン大統領に対し、現場一帯を支配する親ロシア派勢力への影響力行使を求めていくことを確認しました。 また、同首相府は「欧州連合(EU)がロシアへの対応を見直し、各国外相がさらなる(対ロ)制裁に着手することで合意した」と発表。仏大統領府も声明で「ロシアが即時に必要な措置を取らなかった場合、EUによる重要な結果を招くことになる」と述べました。 制裁内容は22日のEU外相会議で具体化される見通しです。