2014年上半期売り上げオリコンランキング1位の漫画『進撃の巨人』。しかし、作者の諫山創さんは新人のころいくつか出版社に原稿を見せたが、どこも相手にしなかったという。諫山さんの良さを見出したのは、連載当初から『進撃の巨人』の担当編集者を務めている川窪慎太郎さんだ。川窪さんの編集者としての在り方に迫った。 (取材・渡辺健也、撮影・渡邊勝太郎) 描きたいことを見つける―編集者の心得 編集者として大切にしていることは 編集者になって9年ほどになりますが、漫画家として一番大切なのは絵の上手さじゃなくて「何を描きたいか」ということだと思っています。漫画は表現の手段でしかありません。別に歌が得意で表現できるならば歌で表現すればいい。多くの漫画家さんを見てきましたが、単純に絵が上手で描きたいから漫画家になる人は伸びにくいですね。 担当の漫画家さんとの打ち合わせでも、作者が何を描きたいのか想像しながら原稿
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