埼玉県所沢市が、育児休業の取得を理由に上の子どもを保育園から退園させたのは違法だなどとして、母親が退園の取り消しを求めている裁判で、さいたま地方裁判所は「一審の判決が出るまで市の判断の効力を停止する」として、保育園に通うことを認める決定をしました。 これを受け、所沢市の保育園に通っていた長女が退園させられた母親が、「所沢市は子ども・子育て支援法の解釈を誤っていて違法だ」として、退園の決定の取り消しを求める訴えを、今月、さいたま地方裁判所に起こしました。 原告の代理人によりますと、さいたま地方裁判所から、30日、書面が届き、「保育園の継続利用を認めないとした市の決定について、一審の判決が出るまで効力を停止する」などとしているということです。 代理人によると、8月に退園した長女は園と調整のうえ、10月1日から保育園に通うということです。 今回の決定について所沢市は「市として決定文をもらっていな
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