福島県浪江町の農家から国の暫定基準値を超す放射性セシウムが検出された牛が出荷された問題で、このうち基準値を超えた1頭の牛の肉が横浜、相模原、座間の3市の小学校給食に使われたことが26日、横浜市などの発表で分かった。1食当たりの量が少なく、健康に影響はないという。 横浜市などによると、この牛の肉からは1キロ当たり511ベクレル(基準値同500ベクレル)のセシウムを検出。同市瀬谷区の食肉販売店が89キロを仕入れ、別の牛8頭の肉と混ぜて計473キロとした上で各学校に納入した。 横浜市では4月28日に旭区と瀬谷区の計14校で、1食当たり40グラムがハッシュドビーフとして提供された。同市ではこれまでに16校での基準値超牛肉の使用が判明しており、今回で計30校に拡大した。 相模原市では同日、南区の1校で1食当たり25グラムがドライカレーとして提供された。同市は2学期以降、当分の間、小中学校給食での牛肉