品質向上のカギは、がんばらないこと 2005年11月1日朝、世界2位の取引高を誇る東京証券取引所の売買システムがダウンし、全銘柄の取引が停止されるという前代未聞のシステム障害が発生した。後日これが、処理能力の増強を図った2週間前のバージョンアップの際に、書き直しを指示する手順が抜けていたのが原因とわかった。 同年12月8日、今度はみずほ証券による東証システムへの誤発注が取り消せず、400億円を超える損害が発生した。これもシステムサイドからみた原因はアルゴリズムのバグだった。 そして今年2月8日、東証金融派生商品の取引用新システムで不具合が発生、午後の取引が停止した。今度は特別なケースにおけるワークエリアの初期化処理漏れとの説明だ。 そもそもの原因はヒューマンエラーには違いないが、設計書や指示書のレビュー、承認、開発や修正後のテストなど、どうなっていたのだろうか。不具合があった時の損
Forum 202 hybrid 報告 金子 毅、松井 亮太、吉岡 律夫、 古川 元晴、中尾 政之、飯野 謙次
ベンダー独自の“オレオレクラウド論”に懐疑的な企業利用者 経済産業省企業IT動向調査によると、企業利用者の実に87%が「ベンダーはクラウドコンピューティング(以下、クラウド)の定義・本質をもっと明確に提示するべき」と考えている(「企業のIT投資動向に関する調査報告書」P.34)。 国内のクラウド事業者の一部は、いまだにクラウドの定義を確定していない。従って、自社独自のクラウドの定義に基づいて、「これがクラウドだ」と主張すればクラウドといえる“オレオレクラウド論”が見受けられる。しかし冒頭で紹介した経済産業省の調査結果を見る限り、国内企業利用者はそんな一部の事業者による定義歪曲を鋭く見抜き、正しい情報を求めているといえるだろう。 世界を見回してみれば、近年設立されたさまざまなクラウド標準化団体(OGF、DMTF、SNIA、CSA、OMGなど)や、これまでさまざまな標準化活動に従事してきた団体
勘定系システムを除く約200台のサブシステムを仮想化環境に統合し、ハードウェアコストの削減やシステム開発期間の短縮などを見込む。 横浜銀行は、サーバ約200台のサブシステムを仮想環境の共通基盤に統合した。システム構築を支援した伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が7月30日に発表した。 横浜銀行はこれまで要件ごとにサブシステムを導入してきたため、システム構築費用や保守/運用の管理負担の増大といった課題を抱えていたという。そこで今回、ヴイエムウェアの仮想化技術「VMware vSphere」などの活用で、勘定系システムを除く約200台のサブシステムを、サーバ約20台からなる仮想化共通基盤に統合。既に本番環境の移行を完了し、今後は他システムの移行も順次進めていくという。 新システムの構築に当たっては、CTCのインフラ最適化コンサルティングサービス「SOIDEAL」やプライベートクラウドソリュ
野村総合研究所のイノベーション・プログラム、650人余りの起業家を支援 金融機関を軸に地域産業を創り出す
米Appleが米Twitterへの投資に向けた話し合いを行っているというニュースが話題になっている。長年にわたってソーシャルメディアの世界への進出を試みてきたAppleだが、苦戦していた同分野での取り組み強化のための提携だというのが多くの見方だ。一方でIPOが絡んだ水面下での動きや独立性を重視したいTwitterの思惑もあり、事情はより複雑だといえる。このあたりの背景について分析してみよう。 Appleの弱点を補完する提携 この件は7月27日(現地時間)に米New York Timesが報じたものだ。それによれば関係者の話として、両社は過去数ヶ月にわたって戦略的投資について話し合いを進めているという。AppleはiPhoneなどの成功でモバイル世界でのプレゼンスを高めている一方で、ソーシャルメディアでのユーザーの取り込みに成功しているとはいえない。AppleではiPhoneなどのデバイスを
ライフベアが、電子手帳サービス「Lifebear」を7月30日に正式リリースした。利用料金は、無料タイプと月額525円からのプレミアムタイプ2種類を用意している。 Lifebearは、カレンダー・ToDoリスト・ノート・メモといった豊富な機能を効率的に一元管理できるクラウド型サービスだ。アナログ手帳における利便性を最大限に追求しており、今日行うタスクをカレンダーから自動抽出して一覧表示する「Today」、スケジュールとタスク管理を並行して行える「Todo」や「カレンダー」を活用できる。また、自分で好きなように記入および分類できる「ノートブック」、1日1ページのメモ帳「フリー」、過去の記録を残す「ログ」などの機能も使える。Googleカレンダーとの同期も可能だ。 これまで招待制のβ版を公開していたが、PC(http://lifebear.com/)やスマートフォン向けとして正式にリリース。i
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く