「真夏の甲子園が、サバンナと化した」???8月6日に開幕し、予定通りに進めば本号発売前日の20日に決勝戦が行われ閉幕する予定の、第97回全国高校野球選手権大会。これを書いている本日16日には3回戦が行われ、明日の準々決勝に進むベスト8が出そろったところだ。そのうちの1校、東東京代表の関東第一高校には、ナイジェリア人の父を持つオコエ瑠偉外野手(3年)がいる。 オコエ選手は、11日に行われた2回戦(高岡商に12-10で勝利)で、俊足を生かした攻撃と走塁で1イニング2本の三塁打を含む4打数3安打4打点の活躍を見せたが、これについて報じたスポーツ報知の記事に対し、人種差別的だという批判が相次いだ。「野性味を全開させた」、「真夏の甲子園が、サバンナと化した。オコエは本能をむき出しにして、黒土を駆け回った」、「味方まで獲物のように追いかけた」、「飢えたオコエが、浜風をワイルドに切り裂く」などと表現した