湊かなえといえばイヤミス。 代表作「告白」を映画で見た時の衝撃と、時を経て原作を手に取った時の衝撃は未だに忘れられない。「あぁ、これが噂のイヤミスなのか」と新人狩りをされた様な気分が心地良かったのは良き思い出だ。 だが振り返ると、そこまで著者の作品を堪能してる訳でなないがイヤミスを体感したのは「告白」だけだったようにも感じていた。著者の作品を手に取る度に「書きたい物と求められている物のギャップ」の温度差を感じるのだ。むむぅ、どこか居心地が悪い。 と、いう事でしっかりリサーチして代表作告白に次ぐイヤミス作品 「リバース」を堪能。 主人公、深瀬和久の恋人の元に『深瀬和久は人殺しだ』と告発文が届く。追求された深瀬は大学四年の夏に仲間と訪れた高原の別荘での悲劇の夜を恋人、越智美穂子に語り始める。 そして告発文の送り主を探し出す中で自身と親友 広沢由樹の繋がりを今一度見直す事となる。彼の辿り着いた真
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