前回は、新しく始まったプロジェクトで、チーム・リーダーが、どのようにして、IBM Rational Team Concert(以下、RTC)を利用する環境を構築していくかについて説明しました。 今回は、チーム・メンバーの視点で、開発メンバーが用意されたRTCの環境を、どのように使っていくかを紹介します。 具体的には、RTCの「ワークアイテム管理」「ソース管理」「ビルド管理」などの開発プロジェクト作業において、最も頻繁に使用する機能の、典型的な利用例について説明します。 また、今回も、EclipseのUI(ユーザー・インタフェース)操作画面を例に、説明します。 0. ~プロジェクトの背景・特徴~ 前回も説明しましたが、今回取り上げるプロジェクトの背景・特徴は、以下の通りです。 メンバーにアジャイル開発の知識があるので、顧客の理解を得て、「スクラム」プロセスが採用された。 リーダーは、別のプロ
前回の最後で紹介したように、「チーム開発のコミュニケーション・プラットフォーム」として「IBM Rational Team Concert」(以下、RTC)が出荷されています。この製品の特徴・機能を理解してもらうため、RTCを使う際に「どのような準備や操作が必要なのか」、「どのような効果が得られるのか」について、順を追って説明します(コラムC1参照)。 【コラムC1】RTCとは、どのようなツールなのか構成管理(SCM: Software Configuration Management)、障害・問題管理、ビルド管理、プロジェクト計画管理を統合した開発環境ツールです。特徴は大きく3つあります。 (1)新しい開発環境に対応しているクライアント・ソフトウエア、ユーザー・インタフェースとしては、 Eclipse Visual Studio Plugin Webブラウザ の3つのUI(User In
ピアレビュー会議実践後のふりかえり 前回は、ピアレビュー教育の概要を紹介し、教育の中でピアレビュー会議を実践することが効果的である、ということを説明しました。ピアレビュー会議のあと、30分程度の時間を使い、ふりかえりを必ず実施するようにしています。 ふりかえりは、以下のステップで進めます。 最初に行うのが、ピアレビュー実施結果の確認です。グループごとに、レビュー対象成果別の種別、ページ数あるいはステップ数、工数(説明、個人レビュー、会議の各工数)、指摘件数(高、中、低毎の件数)、会議実施時間を報告してもらいます。この時、データ入力用のExcelシートを準備しておき、以下の指標がすぐに算出できるようにしておくと、あとの説明がしやすいのでお勧めです。 ・レビュー速度(ページ/時 or ステップ数/時):1時間あたりにレビューできるページ数(あるいはステップ数) ・レビュー効率(件/時):1時間
はじめに 皆さんはLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)という言葉をご存知でしょうか。 ここ数年で、LDAPを実装したサーバソフトウェアの知名度は上がってきていますので、ご存知の方も多いかもしれません。 例えば、Microsoft社のActive DirectoryやSun Microsystems社のSunONE Directory Server、Red Hat社のRed Hat Directory Server、そして本連載で取り扱うOpenLDAPなどが代表的なLDAPを実装したソフトウェアです。しかし、これらのソフトウェア名を知っていても、実際にどんなことができるのか、というところまでご存知の方はまだまだ少ないのではないでしょうか。 本連載では、LDAPの概要からOpenLDAPのインストール、設定、アプリケーションとの連携などを通し
JavaのIDEとして人気の高いEclipse。その人気の高さは過去記事の多さにもあらわれている。ここでは、それらの中からエントリー向けの記事2本をピックアップした。Eclipseを使ったことがあるという人も、もう一度目を通してみてはいかがだろうか。 Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 第1回:Eclipse3の概要とインストール 著者:宮本 信二 Eclipseとは Eclipseは、Eclipse Foundation(http://www.eclipse.org/)で開発されている、オープンソースのIDE(統合開発環境)です。優れた機能を持つIDEを無償で利用できることで、現在のJava IDE市場で、Eclipseは最も広く利用されています。Eclipseの特徴を理解する上でメリットおよびデメリットを列挙します。 Eclipseのメリット Eclipse
ソフトウェア業界の仕事は、下請け・孫請けのピラミッド構成となることが多く、常駐・派遣型のビジネスがかなりのパーセンテージを占めています。そんな中、他の業界と同じように、下請け脱却を目指して"一括請負"で仕事を引き受けたいとする会社もあります。 その志は善しとしましょう。しかし、肝心の"実力"が伴っていないと発注者も受託者もお互いに手痛い目に遭います。ここで言う"実力"とは、単なる技術力のことではありません。スケジュール管理や品質管理、コスト管理などのプロジェクト管理の技術・体制を社内で持っているかどうかが成否の鍵となるのです。 筆者の会社は創立11年目なのですが、創業以来「常駐・派遣の仕事はやらない!」という起業時のポリシーを貫いて来ました。C/SやWebのシステム開発を主体としているのですが、10年間の中では当然(?)、いくつかの失敗プロジェクトもありました。その苦い経験の中で「成功率と
2024/8/11 オープンソースのアプリケーション開発フレームワーク「Flutter 3.24」「Dart 3.5」リリース 2024/8/11 「KDE Frameworks 6.5.0」リリース 2024/8/9 「Samba 4.20.4」リリース 2024/8/5 新しいカーネルが採用された「Arch Linux 2024.8.1」リリース 2024/8/4 エレコムの無線LANルーターに複数の脆弱性、JPCERT/CCが注意喚起 2024/8/3 オープンソースのコンパイラ「GCC 14.2」リリース 2024/8/3 プログラミング言語「Rust 1.80」リリース 2024/8/1 「Xen 4.19」リリース 2024/7/31 機械学習フレームワーク「PyTorch 2.4」リリース 2024/7/31 バージョン管理システム「Git 2.46.0」リリース
【伝わる!モデリング】 Google Androidで携帯アプリ設計 第1回:UMLとマインドマップ 著者:株式会社豆蔵 藤田 泰介 公開日:2008/04/03(木) スパゲッティコード防止にマインドマップとUMLを活用しよう! 今回から4回にわたってプログラム開発時のマインドマップとUMLの効果的な使い方を、Google Androidを例に紹介していきます。本連載はJavaである程度プログラムを作成したことがある方であれば、理解できる内容になっています。また、基本的な部分から解説していきますので、マインドマップやUML、Google Androidについて前提知識がなくてもかまいません。 さて、ただひたすら仕様書を読みながら場当たり的にプログラミングをしていると、プログラムが複雑になり、自分でも何を書いたのかわからない、いわゆるスパゲッティコードになってしまうことがあります。このよう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く