ソニーと東京大学は3月13日、“人間と一体化して能力を拡張させる”テクノロジーの開発に取り組む「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)学」の講座を4月から3年間にわたって東大大学院情報学環で実施すると発表した。 ヒューマンオーグメンテーションは、暦本純一さん(東大大学院情報学環教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長)が提唱するコンセプト。 人間とテクノロジー、AI(人工知能)が一体化し、時間や空間の制約を超えて相互に能力を強化しあう「IoA」(Internet of Abilities:能力のインターネット)の研究を体系化、学問として講座を行うという。 拡張する能力は「知覚」「認知」「身体」「存在感」「身体システム(健康)」と幅広く、暦本さんはこれまでに視線を認識するウェアラブルコンピュータやドローン、ロボットによる体外離脱視点を活用した身体的なトレーニング、ウェアラブルセンサ