前回のコラムでは、新日本プロレスの経営改革について、プロレスの歴史などと絡めながら、分析を行った。その続編として、本日から4日連続して、木谷高明・新日本プロレス会長への直撃インタビューをお届けする。 プロレスは、独占できるカードゲームコンテンツ キム:本日は、よろしくお願いいたします。まず、ゲーム会社のユークスから新日本プロレスを買収されて1年弱が経つわけですが、買収の経緯を教えていただけますか。これは、急に来た案件だったのでしょうか、それとも、以前から「買いたい」という要望を出されていたのでしょうか? 木谷:ユークスに昔からの知り合いがいまして、その方が子会社である新日本プロレスに移ったんです。それがきっかけで、何回かプロレスの大会のスポンサーをさせていただきました。2011年の5月5日には、新日本プロレスなどからレスラーを派遣してもらい、「ブシロード・レスリング」という大会も開きました