GRPをインプレッションに変換するべき根拠 前回は「テレビの歴史」と、今後の常時同時配信と4K、8K化のよって起こりうることを整理してみました。動画CMという広告市場での主軸を誰が握るかが民放テレビの命運を決めることになりそうです。 その主軸とは、「まずどちらから“押さえるか”」ということになります。従来のマス広告キャンペーンはテレビCMのクリエイティブを選ぶところから始まります。その他のメディア用のクリエイティブは、テレビCMの副産物でした。 このプロセスが逆転する可能性があります。つまりコミュニケーション開発の起点が、ソーシャルメディア施策やデジタル広告に移り、テレビも使うがそのクリエイティブはデジタル領域での検証を経て取得できたデータからつくられるようになるということです。この場合、主体はデジタルです。それゆえにテレビCMの枠の取り方も、今までと変わります。 この主軸をテレビが押さえ