静岡県富士宮市で2021年5月に3人を死傷させた自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で禁錮3年の判決を受け、服役中に米国へ移送されていた米海軍兵が12日に仮釈放されていたことが分かった。米CNNが報じた。米兵の本国送還や釈放を求めてきた米上院のマイク・リー議員は13日、X(旧ツイッター)に「日本は(米兵の)家族と米国に謝罪すべきだ」と投稿した。(平安名純代米国特約記者、東京報道部・新垣卓也)
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アメリカ軍岩国基地の海兵隊員が盗んだ新車で引き起こした衝突事故。基地側の説明に怒りを爆発させた車の所有者に話を聞きました。 車の所有者の父親・原田和男さん:「我々とすれば車を盗んだのは分かりますよね?それは事実じゃないですか。だから警察がどうこういう問題じゃないんじゃないですか?」 アメリカ軍岩国基地・法務部の職員:「通訳しますね、全部。すみません、緊張しちゃって…」 新車を盗まれた原田順一さん:「笑っとる場合じゃないよね!」 アメリカ軍岩国基地・法務部の職員:「はい、すみません」 車の所有者の父親・原田和男さん:「我々はね、この車を乗ってないんですよ。警察の取り調べがどうとかいう問題じゃない」 新車を盗まれた原田順一さん:「取り調べするなら、さっさとなんで警察署に引き渡さないの?」 今月3日、山口県岩国市の路上で前方が壊れた状態で見つかった新車のスポーツカー。その後、盗難車だった事が分か
沖縄県河川課は17日、倉敷ダム(うるま市)で大量の不発弾とドラム缶2本が見つかったと発表した。7日に連絡を受けた陸上自衛隊によると、同日中に725発の不発弾などを回収した。ダムはもともと米軍施設の嘉手納弾薬庫内にあり、1983年に返還された。県は米軍由来の可能性が高いとみて、沖縄防衛局に調査や撤去を求める方針。ダムの水は飲料用にも使われており、県企業局は14日から取水を停止している。 (政経部・大城大輔、松田駿太) 陸自によると回収したのは米国製81ミリ迫撃砲弾48発、米国製小銃てき弾7発、薬きょう2発、小火器弾668発。県によると、ドラム缶の中身は土やりゅう弾の一部で、液体などは確認されていない。爆発などの危険性が低い鉄くずや、ドラム缶は現場に残している。 今月7日に、ダムの管理所職員が定期調査で水が干上がった場所で見つけた。河川課の担当者は「例年よりダムの水位が低くなっていた。これまで
米ニューヨーク・タイムズ紙は13日、米軍が2019年に過激派組織「イスラム国」(IS)に対する軍事作戦をシリアで展開中に、女性や子供を含む80人を空爆で殺害したにもかかわらず、軍内部で十分な調査を行わずに隠蔽(いんぺい)していたと報じた。 同紙によると、同年3月にシリア東部のイラク国境に近いバグズ周辺で、川辺にいた女性や子供を含む集団を米軍の無人機がとらえ、米軍の戦闘機が警告なしに空爆をしたという。当時の状況を無人機で監視をしていた分析官が「誰がやった?」「たったいま女性や子供50人を空爆した」などとやりとりしていた記録があったという。 米軍内では戦争犯罪にあたる恐れがあるとして調査を求める意見が出たが、被害の過小評価や報告の遅れなどが繰り返され、十分な調査がされなかった。この空爆による民間人被害は軍の最上層部には報告されず、対外的にも公表されなかった。 同紙によると、米中央軍は空爆の事実
工場の防犯カメラのビデオには、銃を持った兵士が工場に出入りする様子が映っていた/Obtained via Nova TV (CNN) ブルガリアで訓練を行っていた米陸軍の部隊が先月、間違ってオリーブオイル加工用機械の製造工場を急襲し、米軍が謝罪する羽目になった。 米欧州陸軍の1日の発表によると、第173空挺旅団はブルガリアでこの数日前から飛行場跡地を制圧する訓練を行っていた。この中には空港内の倉庫を捜索する訓練も含まれていた。5月11日の訓練では「訓練区域の一部だと信じて」飛行場に隣接する建物を捜索した。しかしこれは、民間の事業者が操業のために使っていた建物だった。射撃はしなかったと米軍は説明している。 米軍は声明の中で、「この事業所と従業員に心から謝罪する」と述べ、今回の過ちの原因を徹底調査して再発防止に努めるとした。 CNN提携局のノバTVが入手した工場の防犯カメラの映像には、制服姿の
沖縄県の東村高江の米軍北部訓練場のメインゲートで米軍車両や軍雇用員らの通行を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで県警が4日午前、チョウ類研究者の宮城秋乃さん(42)の自宅を家宅捜索したことが分かった。識者は「過剰な捜査だ」と指摘している。 宮城さんによると、捜査員ら約10人が東村の自宅内や倉庫を約1時間半かけて捜索。車や書籍類などの写真を撮影し、タブレット端末やパソコン、ビデオカメラなどを押収したという。 宮城さんは捜査員から、4月7日に米軍基地との境界を示すイエローラインの内側に廃棄物を置き、通行を妨害したことによる家宅捜索と説明を受けた。またこれまでに北部訓練場の返還地で回収した米軍の廃棄物をゲート前に置いたことなどに対しても「今後捜査する」と言われたという。 宮城さんは「これまであらゆる手段で返還地の廃棄物について訴えてきたが、米軍や政府は見向きもしなかった。背景も考慮せずに短絡的に
新型コロナウイルスの感染が広がる宜野湾市の米軍普天間飛行場と沖縄本島北部の米軍キャンプ・ハンセンについて、在沖米軍トップが「ロックダウンしている」と県に説明してから17日で1週間。ロックダウンは「封鎖」の意味で使われるが、両基地のメインゲートは同日も開いたままで、車両の出入りが続く。
山口県岩国市で2010年、米軍岩国基地の増強に伴う米軍住宅の建設に反対していた当時66歳の男性が、米軍属の運転する車にはねられて亡くなった。軍属は公務中だったことを理由に日米地位協定に基づいて不起訴になり、4カ月の免許停止という軽い処分に終わった。事故の真相を知りたいと遺族が起こした民事裁判にも帰国して出廷しなかった。遺族や反対運動をしていた仲間は10年たった今も「日本人の命が軽視されている」と憤る。 「これが現在基地に離着陸している米軍機です」。3月1日、岩国基地が見える高台の広場で、撮影した住民が写真を手に説明していた。基地は米軍再編で極東最大級となる約120機の米軍機が配備され、軍人や家族の住宅が基地の外にも整備された。この日集まったのは米軍住宅が整備された地域の住民ら約30人。10年前から騒音問題や基地の現状を語り合っている。 集会の世話人で元岩国市議の田村順玄(じゅんげん)さん(
今年4月、沖縄の米軍普天間基地から流出した発がん性が指摘される有機フッ素化合物のPFOS(ピーホス)が昨年12月にも同基地で流出していたことが分かった。20日の衆院外務委員会で防衛省が明らかにした。 半年も経たないうちに同じ基地で同種の事故が連続して起きたことになり、在日米軍による基地管理の問題が浮き彫りになった。 「PFOS」とは何か? PFOSは界面活性剤として泡消火剤に使われているが、自然環境下で分解されにくいため、2010年の化審法改正で第一種特定化学物質に指定された。これを受けて、事実上全廃されたが、米軍や自衛隊はいまだに保有している。 20日にあった衆院外務委員会。共産党の赤嶺政賢氏がPFOSを含む泡消火剤の流出事故をただしたのに対し、防衛省の青木健至地方協力局次長は、こう答弁した。 「昨年12月5日、米側から普天間基地の格納庫で消火システムの誤作動により、泡消火剤が漏出した。
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