新型コロナウイルスの影響で東京オリンピックが延期されて以降、五輪競技で初めて海外選手を招いた体操の国際大会が8日、東京・国立代々木競技場で行われた。男子個人総合で五輪2連覇の内村航平(リンガーハット)は閉会式で、「(オリンピックが)どうやったらできるのか皆さんと考え、どうにかできる方向に変えてほしい」と来夏の五輪開催へ理解と協力を呼びかけた。 「どうか、できないというふうに思わないでほしい」。ロシア、中国、米国の選手とともに競技を終えた内村は、スポットライトの下で会場の約2000人の観客や大会関係者を前に、切実な思いを訴えた。