果物や野菜、米など支援物資が並ぶ「年越し支援・コロナ被害相談村」=東京都新宿区の大久保公園で2021年12月31日、東海林智撮影 ビル風が容赦なく吹き付ける東京都新宿区の大久保公園。昨年の大みそかから今年の元日にかけて、生活に困窮する人々を支援する「年越し支援・コロナ被害相談村」が開かれていた。会場では果物や野菜、米などの支援物資が提供され、冷え込む会場には、住居を失ったり、仕事が途切れたりした人々が列をなした。 「相談村」は日本労働組合総連合会(連合)、全国労働組合総連合(全労連)、全国労働組合連絡協議会(全労協)といった全国中央組織の壁を越え、多くの労組や弁護士、市民グループが協力してつくり上げた場だ。全労協に加盟する全国一般労働組合東京南部の委員長を務める中島由美子さんは、連合の芳野友子会長が会場に姿を現すか、注意を払っていた。 中島さんは「相談村」の少し前にあった「女性による女性の