京都大学で13日におこなわれた公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」【既報】より、藤原辰史・京都大学人文科学研究所准教授の基調講演「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景」の要旨を紹介する。 □ □ 今日の問題提起は、ドイツ現代史研究者の一員である自分にも矛先を向けたものでもある。 ドイツ現代史研究者は、パレスチナ難民やイスラエルの暴力をまったく無視しているかといえばそうではない。批判も多々してきているが、当事者意識が欠落している。たとえば、パレスチナ問題を「生成」した問題として扱い、きわめて「他人事」として起きている「かわいそうなこと」という倫理的問題として捉えがちである。その「上から目線」がパレスチナ問題を見る目を曇らせているように思う。 そして、パレスチナとともに中東欧や南欧へも関心が低すぎる。ド
(CNN) 日本で3人を死傷させる交通事故を起こして禁錮刑が下され、服役中に米国へ移送されていた米海軍将校の釈放が認められ、刑務所を出たことが13日までにわかった。将校の家族がCNNに明らかにした。 家族によると、米釈放委員会の決定を受けた出所は12日朝で、日常生活の監視対象になるなどの条件は付けられていないという。 同将校のリッジ・アルコニス受刑者は2021年5月、任地の日本で2人を死亡させ、1人を負傷させる事故を起こし、過失運転致傷の罪で禁錮3年の判決を言い渡されていた。 同受刑者は家族と一緒に訪れた富士山から戻る途中の事故で、運転中に急性高山病に襲われ、意識を失ったなどと主張していた。 この訴えは翌年7月に退けられていた。 アルコニス受刑者の家族も、過失は犯しておらず病気に陥ったための事故と弁護。日本の習慣にのっとり、被害者の遺族に100万ドルを超す慰謝料を支払ったとも説明していた。
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